中小企業にとって、銀行は借りたいときには貸してくれない。経済環境が大きく変わる前に資金調達をしておくことが大切です。

【銀行は借りたいときには貸してくれない】
米中貿易摩擦、日韓徴用工問題に端を発する貿易問題、観光客の激減、遠くはイギリスのEU離脱問題、等々世界は大きな経済リスクにさらされています。その影響を大きく受けている企業も少なからずあると思います。あるいはこれから大きく受ける可能性のある業界、企業も少なからずあると思います。また思わぬところで想定外の大きな打撃を受ける可能性もあるように思います。
打撃を受けてからどうしましょうでは遅いので経営者は今から出来ることをしておく、方針をしっかりと立てておくことが大事です。
そしていろんな影響を受ける可能性があったとしてもキャッシュがあればそれなりに乗り越えていくことが出来ます。キャッシュが無くなれば企業はおしまいです。
ではどうしたら良いのか。
今は必要で無いかもしれませんが今のうちに資金を多めに、かつ長めに調達しておくことが大事だと思います。
資金の利用目的もないのに銀行が融資してくれるのと思うかもしれませんが運転資金として銀行は融資してくれる可能性が高いです。今は資金の需要が落ち込んでおり融資先に困っているからです。
それと金利負担についてですが今は歴史的低金利の時代です。日銀の超低金利政策、マイナス金利政策で借入金利は、高くても1%を切っています。企業の保険的な資金と思えばこの程度の金利負担はさほど高くないとも思えます。
そして借入期間ですができるだけ長めに借りておきましょう。返済はいつでもできます。長めに借りておきましょう。最低5年、出来れば7年。
今は、大きな環境変化に備えて資金を多めに長めに調達することが大事です。
相当困難なことがあっても資金があればそれなりに乗り越えて解決していけるように思います。
今、この時期だからしっかりと資金調達を考えましょう。

京都コンサルティング
コンサルタント、税理士、弁護士
坂口俊幸

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