あれから3年。人生には無限の可能性がある

2020年5月、野村證券を辞めて海外起業という、
一見華々しいデビューを飾った僕と親友の挑戦は
資本主義という大きな怪物の目にかかることなく、
ひっそりと終わりを迎えた。

https://note.com/sakai12121313/n/n6b4604f61f34

それから空も見上げれない東京で、ホームレスとして10ヶ月を過ごした。

時は流れて2023年12月上旬、28歳の冬。

僕が日本で立ち上げた会社は3期目を終えようとしている。

友達の家のサトウのご飯と缶詰で暮らし、
上野公園の水を飲んでいた生活と打って変わり、
会社は年商2億円ほどの大きさになった。

日本に帰ってきてから、それはそれは本当に、
数多くの人に支えてもらった。

スタートのきっかけをくれた人には未だ、頭が上がらない。
無論、ここから先、一生上げるつもりもない。

まちがいなく自分の能力以上に会社が大きくなっている。
3期目でようやく、正社員を抱えることもでき、
来年にはもっと増える予定だ。

一緒にやっている役員陣のおかげでしかない。
いつもありがとう。

はじまりの場所、ネパールではリベンジマッチも始まっており、
来年には現地法人を設立予定。
現地法人を設立するには日本円で2000万円ほど必要になる。

明日からはネパールに進出したいという
企業の方と共に、ビジネストリップも予定している。

日本の売上は順調に上がっており、正社員もハイペースで増えていく。
ネパールでも法人を設立してニッチトップを狙う戦いを
虎視眈々と進めている。

それでも満足した瞬間は一度も来ていない。
休日に愛犬の散歩を奥さんとしながらも、
頭の中では、
未来の自分とのギャップに悶えている。
満足、なんてこれから先もずっと来ないんだろう。

来年、会社は4期目、僕は29歳になる。
小さいことから大きなことまで、
まだまだ成し遂げたいことがいっぱいあるし、
叶えたい夢も、理想の自分も、未だ出会えていない。

子どもも来年産まれる。
家庭も大事にしたいし、
一度きりの人生も、はち切れるくらいに精一杯生きたい。

目指すは、ネパールでIT企業初の上場企業になること。

選択肢がない子どもたちに仕事を生み出し
海外で社員もどんどん増やしたい。

「社会貢献は稼げる」という人生のミッションを成し遂げ
日本の若者に新たなソーシャルビジネスを提言したい。

人を助けることがビジネスになり、
仕事をもらった人たちは家族を養う、
物心両面の豊かさがもたらされたとき、
波を起こして世界は変わっていく。

そんな光景のために毎日を生きていきたい。

20代も後半になると、立派な大人だ。
結果も求められる。当然のこと。

ただ、大人になっても変わらない、少年の心を持ち続けたい。
人から「やめれば?」と言われたときこそチャンス。
自分と向き合い続ける、人生で一番成長できる機会をもらえる。

2.3年で達成できる目標を掲げても仕方ない。
一人生というロングスパンで自分がどこまでいけるのか
自分の可能性がどこまで膨らむのか
自分がいちばん見てみたい。


最近、大事だと思っているのは
「感謝」と「バランス」

感謝を止めた瞬間に、いい波は止まる
感謝を止めた瞬間に、周りから人は離れる
感謝を止めた瞬間に、人生は下り坂になる

この下り坂は一見、楽だから気づきにくい。

お金持ちでも、幸せじゃない人がいる
お金が欲しくて、嘆いている人がいる
お金がなくて、人から奪う人もいる
お金がなくて、命を落とす人もいる

バランスが一番大事。
乾きすぎても、潤いすぎても、だ。

最近は仏教に興味を持って、ブッダの本を読んでいる。
ブッダはネパール出身だから引き寄せられているのかもしれない。

これからもいろんな人と出会い、
叱咤激励され、落ち込み、吸収し、学びたい。

同年代の経営者たちと出会い、
喜び、焦り、悲しみ、悔しさ、共有して、学びたい。

人間としてどこまで成長できるのか
人としてどこまで成熟できるのか

どっぷり人間を生きようと思う。

いつも周りにいてくれる人に最大の感謝を。
いつもありがとうございます。

それでは、ネパールに張り切っていきたいと思います。
おそらく、また来年。









もし1億円稼げるようになったらコンビニで100円のおにぎりじゃなくて200円のおにぎりが買いたい