立体駐車場 夢日記2023.11.1

 普段は通らない道を、車で走っていた。
 ふと、どうしても緊急に済ませなければいけない用事があるのを思い出した。どこかへ行って何かの届け出をしなければならない。
 ちょうど目的地は、この近辺だったはずだ。なので、たまたま目に付いた駐車場に車を入れることにした。
 立体駐車場だった。入り口に係員がいるものだと思いきや、無人である。奥の方が登り坂になっている。2階が受付なのかもしれない。とりあえず登ってみよう。
 スロープは物凄い急斜面だった。予想外の勾配に愛車の軽は登りきれず、ずるずると元の位置まで、ずり下がってしまう。二度目は最初からアクセルを限界まで踏み込んで、ゆっくりとスロープを登っていく。
 スロープの途中で、前輪の辺りを巨大なUFOキャッチャーのアームのようなもので掴まれ、持ち上げられた。慌ててアクセルから足を離す。
 車は縦向きに空中を運ばれる。運転席が上を向いているので、僕はまるで宇宙船の乗組員のような格好になっていた。
 さて、どこで車を降りれば良いのか。このまま立体駐車装置の中に取り込まれていきそうなのだが。

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