道場 夢日記2023.10.9

 畳敷きの広い部屋。
 何かの格闘技の道場らしい。
 僕は、そこの掃除を終えて一息ついたところだった。
 20代半ばくらいの青年が入ってきた。隅の方に陣取って、ストレッチなどを始める。
 頃合いを見計らって、スパーリングでもしようか、と声をかけた。青年は喜んで立ち上がる。
 彼は近頃、寝技の練習が好きらしいので、付き合うことに。
 手足が長く、体が柔らかいのが彼の特徴だ。やりづらい。関節を取ったと思っても、ぬるりと抜けられる。スパーリングと言いつつ、だんだん熱くなってきた。
 ようやく腕を極める。もちろん稽古なのでチカラは入れ過ぎず、逃がさないようにだけしておく。
 諦めの悪い青年は必死になって、たまたま顔の近くにあった僕の体に噛みついた。よりによって、男性の一番大事な部分だった。
 急所の痛みに耐えかねて、目が覚めた。

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