後ろの車がギリギリ 夢日記2024.1.1

 車を運転していた。
 登り坂の途中、待っていた信号が青になったので、発進する。
 車は前進せず、シュルシュルシュルシュルという、まるでゴムと氷が高速で擦れ合うような音が聞こえてくる。
 冬の雪道で自分の車からは、一番聞きたくない音だ。
 実際、ゴムと氷が高速で擦れ合っているのだ。タイヤが凍った路面でスリップしている音なのである。こうなると、平らな道ですら車は前に進まない。ましてや坂など登れるはずがない。
 バックミラーを見ると、後ろの車が、ギリギリまで近づいているようだ。僕がすんなり動き出すと想定して発進してしまい、こちらが動かないので慌ててブレーキを踏んだ、といったところだろう。
 こういう、車間距離を取らないタイプの運転手は大嫌いだ。ああ、それなのに。最悪のタイミングで後ろに付かれるとは。
 一旦止まってゆっくり発進し直したいのだが、少しでもアクセルをゆるめると車がずり下がって、後ろの車にぶつかりそうだ。困った。
 本当に、こういう、車間距離を取らないタイプの運転手は、嫌いだ。

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