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『プロセスエコノミー』

おはようございます!

先日、普通郵便の規格を1センチオーバーしていて、ゆうパックに切り替えることになって代金が2.5倍増しになったプロボクサー、冨田大樹です。

#思い入れが2.5倍増しになってハッピー

今日は「プロセスエコノミー」という内容でお話しさせていただきます。この言葉は実業家のけんすうさんという方が初めて語源化した言葉です。

仮に対義語をアウトプットエコノミーとすると、そのやり方は完成品を販売することで、映画を売る、音楽を売る、料理を売るなど、これまでの一般的な商売の仕方です。

一方でプロセスエコノミーは、クラウドファウンディングなどの制作過程、プロセス、ストーリー、完成するまでの過程を販売する商売の仕方です。

自分ごとのボクシングについて話すと、アウトプットエコノミーは「試合の販売」でプロセスエコノミーは「ストーリーの販売」です。要は「完成品」を販売するか「完成までの過程を含めた品」を販売するかということになります。

僕は今年でプロボクサー8年目を迎えることになって、これまで色々な経験をしてきて、ボクサーとしてプロセスエコノミー的な生き方を目指していきたいと思うようになりました。

実際に何かをしているかというと、クラウドファウンディングをしているわけでもなく、練習風景をライブ配信して投げ銭を貰っている訳でもなく、試合でファイトマネーを貰って、その試合に協賛していただいた企業様から広告費をいただいているので、結果的にアウトプットエコノミーをしていることになります。

その中でやっているプロセスエコノミー的な活動といえば、インスタグラムであったり、noteであったり、SNSで自分の日常や活動の過程をできるだけ多く発信することです。

誰もが思うボクサー像や格闘家像の理想や目標があると思います。有名な格闘家の人たちのSNS投稿はオシャレなやり方でかっこいい人ばかりです。ボクサーでいえば井上尚弥選手やその他有名な格闘家の人たちような王道ど真ん中のやり方が主流で、ほぼ全員の格闘家が同じようなやり方をしています。

その王道でかっこいい格闘家のやり方に憧れる気持ちはありますし、以前は僕自身もやっていました。ですが、その王道のやり方を意識すればするほど、大衆の評価を意識した自分を演じることになり、競合だらけのありふれた格闘家のうちの一人になっていく感覚が僕の中にはありました。行き着く先は王道ど真ん中のトップオブトップ層の一人勝ちです。

全員が世界チャンピオンになってからスタートラインという才能を持つ人ではありませんし、人にはそれぞれのストーリーがあります。口先だけでおべんちゃらを言うことは簡単ですが、現実をしっかりと見て受け止めて、今から井上尚弥選手やスズキイチローになることは不可能です。

ですが、世界王者になれるかなれないか、世界挑戦ができるかできないか、そこはこれからの自分の頑張り次第で実現できると本気で思って信じているし、その「堺から世界へ」に奮闘する過程は僕にしか創れません。

同じチケットの値段でも、試合で魅せる完成品の価値だけではなく、試合までの過程、日常、生き様など、自分の全てを含めた試合の価値を届けたい。そのために自分の小さな無駄なプライドを捨てて、ダサく、泥臭く、本音で自分を表現して、過程を発信し続けて、できることを地道にコツコツやっていくことを選びました。

夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる。

#急にえんとつ町のプペル

挑戦には痛みが付き物ですが、それでも小さな努力の積み重ねがいつか実ると信じて、僕は挑戦を続けたいと思います。

今日も地道にコツコツと頑張っていきます!

ではまた

『堺から世界へ』プロボクサーしてます。Instagram TikTok @tomita.d.aiki