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解説記事:映画・TV

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記事一覧

「トゥモロー・ワールド」パンフ用原稿

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2006年、映画「トゥモロー・ワールド」のパンフレットに書いた原稿。原作小説との違いに着目しつつ、映画の魅力を説いたもの。この映画にも驚かされましたが、次に撮ったのが「ゼロ・グラヴィティ」ですからね。アルフォンソ・キュアロン監督恐るべし。

『ネガと

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チャンバラ映画ベスト10

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2009年、毎年、基本的に2月26日に開かれている押井守さんと岡部いさくさんのトークイベント、「Howling in the Night 〜押井守、《戦争》を語る」の、この年のパンフレット用に書いたもの。個人の趣味全開なので、そこは一つご容

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「戦う女」映画ベスト10

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2010年、前年の「チャンバラ映画ベスト10」に続いて、毎年、基本的に2月26日に開かれている押井守さんと岡部いさくさんのトークイベント、「Howling in the Night ~押井守、《戦争》を語る」のパンフレット用に書いたもの。こ

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揺らぐ映画の境界線

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2011年、押井守さんと岡部いさくさんのトークイベント、「Howling in the Night ~押井守、《戦争》を語る」のパンフレット用に書いた、3度目の、そして最後の原稿。技術の進歩や興行上の要請によって、映画と演劇、そしてアトラク

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スター・トレックとアメリカの半世紀

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 昨年、『PEN+』誌のスタトレ特集のために書いたもの。

 実は、スタトレに関しては長年のファンであるだけでなく、『S-Fマガジン』を初めとする各種雑誌の記事や、早川書房版翻訳小説の巻末解説などで、大量に原稿を書いてきていて、アメコミと並

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現代アメリカのミステリドラマ変遷史

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 2000年の春に早川書房の『ハヤカワミステリマガジン』に書いたもの。
 1980~90年代の20年間、アメリカのテレビドラマを席巻した、多人数と多重プロットによるリアリティ溢れるミステリドラマについて解説・紹介しています。
 今回、新たに

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「シャーロック」のライバルたち

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 2013年春、『ハヤカワミステリマガジン』の「シャーロック」特集のために書いたもの。
 昨日アップした「現代アメリカのミステリドラマ変遷史」は1980年代から2000年頃までの概観でしたが、こちらは2013年現在における定点観測です。

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多重プロットドラマとしての「仮面ライダー555​(ファイズ)」

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 2012年、『ユリイカ』の「平成ライダー」特集増刊号用に書いたもの。
 こんなに偉そうに他人様、それもその道の大先輩のシナリオを分析していいのか、悩んだのですが、具体的な構成論で、井上さんがどんなに野心的なことをやってたか、書いておこうと

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J・J・エイブラムズ: ハリウッド一やり手の若き万能選手、スタトレ再生の旗手となるか?

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 2009年、早川書房の『SFマガジン』に書いたもの。
 この原稿を書いたあとのエイブラムズの活躍は、皆さんもご存じの通り。
 テレビでは新作「パーソン・オブ・インタレスト」を成功させ、映画では「スター・トレック イントゥ・ダークネス」が空

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シーゲルと007についての小文二つ

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 2001年に『ハヤカワミステリマガジン』に書いた原稿を2本。
 ドン・シーゲル作品と007という、ある意味両極端な「男の夢」について、まだまだ青臭いオヤジ(当時30代後半)が語っております。

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「デアデビル」パンフ原稿

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 2003年、実写版「デアデビル」のパンフレットに書いたモノ。
 映画の出来がよく、アメリカでの興行も悪くなくて、マーベル・コミックスでもマイナーな部類のヒーローであるデアデビルが、一気にメジャー化するかと期待したんですが、その次に作られた

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「ハルク」パンフ原稿

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 2003年、アン・リー監督版「ハルク」のパンフレットに書いたもの。
 このアン・リー版は、いかにもリー監督らしいねちっこい愛憎劇を盛り込んだ原作改変と、原作そのままのマンガっぽいハルクのちょーパワー描写との対照が、観客に受けなかったのか、

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「日本沈没」(2006)パンフ原稿

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 2006年、リメイク版のパンフレットに書いたもの。
 主に、原作、最初の映画版、テレビドラマ版、そしてリメイク映画版、それぞれ展開やエンディングが違うというところを解説しています。テレビドラマ版の最終回、最後のカットがけっこう衝撃的な幕切

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エメリッヒ版「ゴジラ」プレミア鑑賞記2題

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 1998年、ローランド・エメリッヒ監督によるアメリカ版「ゴジラ」の公開に先駆け、ニューヨークで大々的に行われたワールドプレミアに、集英社インターナショナルの『月刊プレイボーイ』からの依頼で取材に行ったあと書いたモノ。
 結局、『月プレ』だ

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