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人にはいろいろな生き方がある

仕事中のお昼休憩

今日はあまりお腹もすいていないし、食材も少なくなってきたので近くのスーパーに買い出しに行くことにした。
チラシに載っていた安い食材を購入し帰路につく。
その途中、コンビニの前でタバコを吸っていたところ、一人のおじいちゃんに声をかけられた。

はじめ、イヤホンをしていたのですぐに気づけなかったのだが、よく聞くと「あの~、、、すいません、、、」と言っている。

イヤホンを外すと、手に持っているGoogle playカードを僕に見せつつ
「すいません、さっきここのコンビニで2000円分Google playのやつ買ったんだけど入れ方わからなくて…」なんて相談をされた。

なるほど、確かに相手は見るからにドストレートなおじいちゃん。
ぶかぶか茶色太チノパンにボーダーポロシャツ。髪の毛はオール白髪で眉毛も半分くらい白髪が混じっている。腰も少し曲がり、本来は僕より高いはずの身長がちょうど僕と同じくらいになっている。目測70歳オーバーのおじいちゃん。

そりゃ難しい。しかもこのカードは会社に買ってもらったとのこと。
自分で使ったこともないのであれば、説明書もついていない現代のスマートフォン関連のものを使いこなすのは至難の業だろう。

乗り掛かった舟なので、手助けしてあげることにした。僕もこういった課金の仕方はわからないけれど、幸いにもAndroidユーザーだったのでなんとかなるだろう。

おじいちゃん特有の、スペック低めで重くなってしまっているスマホと約5分ほど格闘し、どうにか2000円分のGoogle playカードをアカウントに取り込むことに成功した。

途中でもごもご「無理ですかねぇ?返品しようかな?」とか言ってたけど一旦無視しておいた。
もう削ってるから返品したいなんて言ったら迷惑になっちゃうのよ、おじいちゃん。

「できました!これで入りましたよ!」

「あ、じゃあもうこれで使えるんですね、、、?」

「そうですね、これで使いたいアプリとかYoutubeとかで課金するところまでいったら残高から使えると思いますよ!」


そして、興味本位でおじいちゃんに質問する

「ちなみになんですけど、何に使うんですか?」

おじいちゃんは、はにかみつつ答える

「あ~、、、キュンキュンです」

「キュンキュン?なんですかそれ?」




「あ~出会い系です」




「あ、へぇ~そうなんですね」

笑うな、止めろ
こんな見ず知らずの男に声をかけるくらいメッセージの交換がしたかったわけだし
ポイントがないといろいろ見れないんだよね~って言ってたし、壁に直面したのよ、この年齢で乗り越えなければならない壁に
丹田に力を入れろ

崩れ落ちそうになる膝を押さえつつ
「じゃあ、楽しんで!」
と、have a nice day!の気持ちで声をかけておじいちゃんと別れたのだった。



いや、会社に買ってもらったGoogle playカードで何してんねん!!



余談

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出会い系アプリ「キュンキュン」を元業界人が5日間使ってみた評価|出会い系のうそ・ほんと https://summerlove-spring.com/kyunkyun-app/


おじいちゃんに幸あれ

冷蔵庫は大きいほうがいいでしょう