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解答・解説速報 第36回社会福祉士国家試験 障害者に対する支援と障害者自立支援制度



榊原福祉チャンネルを運営している社会福祉士・弁護士の榊原尚之です。
第37回の試験に向けて、直近の試験の内容を知ることは大事なステップになります。
是非、一日も早く、過去問で目指すべきターゲットを知り、その過去問を読んで正解に導けるための知識やスキルを身に着けてください。
YouTubeの榊原福祉チャンネルの動画と合わせて学習することをお薦めします。


問題56

障害者等の法律上の定義に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 「障害者虐待防止法」における障害者とは、心身の機能の障害がある者であって、虐待を受けたものをいう。

2 「障害者総合支援法」における障害者の定義では、難病等により一定の障害がある者を含む。

3 知的障害者福祉法における知的障害者とは、知的障害がある者であって、都道府県知事から療育手帳の交付を受けたものをいう。

4 発達障害者支援法における発達障害者とは、発達障害がある者であって、教育支援を必要とするものをいう。

5 児童福祉法における障害児の定義では、障害がある者のうち、20歳未満の者を いう。

(注)
1 「障害者虐待防止法」とは、「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」のことである。
2 「障害者総合支援法」とは、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援 するための法律」のことである。


解説 難易度3

選択肢1は、✖
障害者虐待防止法第2条第1項では、「この法律において「障害者」とは、障害者基本法第二条第一号に規定する障害者をいう。」と規定されています。

障害者基本法第2条第1号では、「障害者 身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む。)その他の心身の機能の障害(以下「障害」と総称する。)がある者であつて、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるものをいう。」と規定されています。

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