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三国一のサラダうどん

さて新宿西口の「三国一」で昼ごはん。

ツナサラダうどんを食べようと思ってきます。天気予報では午後からあったかになるという。そろそろ冷たいうどんをおいしく感じる陽気だわいな…、と思って来ました。

そもそもこの店。
サラダうどんが推しの店。

店頭にあるショーケースにも目立つ場所にズラリとサラダうどんが並ぶ。
普通のサラダうどんにボクの目当てのツナサラダうどん。豆腐サラダのうどんと3種。
トッピングがいくつか用意されているから自分の好みにカスタマイズできるところもオキニイリ。
お店に入ると店の香りにむせ返る。まだ空気は冷たく、それで味噌煮込みうどんを食べる人が目立つ店内。たしかにここの味噌煮込みは八丁味噌も具材もうどんも本格的でおいしくはある。次はそれにしようかなぁ…、なんて思ってのんびり待った。

10分ほどで料理は到着。

ガラスの鉢の中はにぎやか。
鉢そのものもキリッと冷やされ、細かな霜がふって涼しげ。
うどんを完全に隠してしまうほどに野菜がたっぷりで、レタスにトマト、スライスオニオン、きゅうりに茹でたブロッコリ。きゅうりの皮を螺旋状に削った姿にニッコリとなる。
洋食屋さんのサラダのきゅうりも昔はみんなこうでした。
このひと手間でドレッシングやソースがからみしかも食感にアクセントが出る。小さな手間が大きな効果を生むのが料理の不思議なところ。

サラダのてっぺんに茹でた玉子が半分と、マヨネーズであえたツナ。カイエンペパーをパラッとふって彩り添える。
ツナの中にも薄切りにしたきゅうりの塩もみが混ぜ込まれていてしっとり感の中にパリパリ、歯ざわり最高、オキニイリ。

うどんは太くて角がキリッとたった歯ごたえよき麺。塩がしっかりきいていて麺だけ食べてもおいしい仕上がり。醤油と出汁をあわせたつゆがからんで噛めば噛むほど甘みが出てくるおごちそう。

そこにツナマヨが混じっていくと不思議なことにツユがドレッシングのようになってく。マヨネーズの油と酸味が溶け出すからに違いなく、けれどベースの味は和風の出汁というのが不思議で独特。
一味をたっぷりふりかけてワシワシ混ぜると一層ドレッシング的な味がしてくるオモシロさ。

うどん屋さんで野菜をたっぷり食べられる…、ってとてもうれしい。しかも野菜の状態はとてもよく食感多彩で分量以上にお腹が満ちる。

マヨネーズの風味混じりの冷たいツユはおいしくて、全部飲んでしまいたくなる。
でもあまりに危険でやめました(笑)。


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