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宇治金時より宇治みぞれかな?

伊勢丹をぶらぶら歩く。屋外散歩が危険な夏に伊勢丹の中は絶好の散歩場所。
目的もなくのんびりぶらぶら。エスカレーターじゃなく階段を使えば運動量も確保できるのもありがたく、それでぶらぶら。地下の売り場にやってくる。
日曜の午後。
まさか虎屋菓寮が空いているとは思わずお店を覗いたら、一席空いてて迷わずするんとすべりこむ。
「かき氷を食べたい」って空から声が聞こえたようでもあってそれでかき氷。
宇治みぞれを選んで食べる。

小豆のあんこを使うかき氷が宇治金時。白い小倉餡を使って作るのが「宇治みぞれ」。
どちらも見た目はあまり変わらず、横から見るとガラスの器の底に小豆の色はなく宇治金時じゃないというのが見てとれる。

今は苦手に思わない小豆のあんこが昔は苦手で、それでこの宇治みぞれをよく食べていた。小豆のあんこ独特の粉っぽさというか豆っぽさがないのが白あんの特徴で、もったりしていてとてもなめらか。氷と混じってもなおなめらかで、まるで豆で作ったピュレのようにふるまうステキ。

宇治の苦味と香りを邪魔せぬところもオキニイリ。

宇治シロップは氷の山のてっぺんが濃く、下に向かっていくに従い薄くなる。ほぼ純粋に氷の味になったところで、ゆき当たるのが白あんで、ぽってりとした食感にやさしい甘みにホッとする。

後口さっぱり、今日は控えめスモールサイズを選んだからあっという間にお腹におさまる。これからちょっと移動する。


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