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80分でも時間があまるお年頃…。

野菜を無性に食べたくって、四ツ谷に向かってテクリと歩く。今日はしゃぶ葉。

しゃぶ葉を未経験だった頃、しゃぶしゃぶ食べ放題といえば新宿三丁目の「鍋ぞう」、あるいは「MKレストラン」と決まってた。
MKレストランは飲茶メニューがたのしくて、鍋ぞうの方はといえば肉がおいしい。
それでどちらか使い分け。

ただひとりで行くにはどちらもちょっと重たくて、そんなときに思い切ってしゃぶ葉を試したのです。
そしたら気軽でしかも野菜の種類が豊富なことにちょっとビックリ。お一人さまでもさみしくないのがうれしくて、重宝してる。
今日も野菜をたっぷり食ようとやってくる。
追加の肉を運ぶ配膳ロボットくんが、今日も元気に働いている。

ゴールデンウィークの最後の日曜。子供連れのファミリー客でにぎやかでお子さまたちがロボットくんの後を行進してたりするのにニッコリとなる。
野菜をとりに行くのに手袋いらず、マスクも必要ありませんっていうのもうれしい。平べったい氷の形が好きでしかもシャベルですくって入れられる。トングじゃないのがありがたい。

祝日週末は平日ランチに比べて100円高い。しかも平日ならば4時まで時間制限なしのところ、80分一本勝負。せわしないからドリンクバーはつけずにすます。
スープは2種類。白だしスープとすき焼き用の割り下。
タレは5種類用意されていて、とりあえず全部試してみたのだけれどポン酢、胡麻ダレで十分。

代わりに豊富な薬味で好みの味に整えていけばいいので、大きな茶碗にポン酢、胡麻ダレたっぷりと。食べるラー油ともみじおろしに一味をパラリ。粗みじんのネギに刻んだザーサイを揃えて食べる準備万端。
千切り大根にネギがメインの刻み野菜に薄切り大根、薄切りレンコン。豆腐にレタスに春雨をひと皿に。ロメインレタスがサラダ用にあったのでそれもとってしゃぶしゃぶします。

刻み野菜をドサッと入れて豚バラ肉を上に浮かべて火を通す。
肉はふっくら熱が入って野菜を巻いて胡麻ダレ浸してハフっと食べる。

野菜はポン酢。
ここのポン酢は酸味が強い。

食べてるうちに徐々に薄まりほどよい感じになるのだけれど、最初はもみじおろしを包み込むようにして食べると、尖った酸味がやわらかくなる。
ロメインレタスをしゃぶしゃぶしたら苦味が際立ちあんまりおいしくなかったのネ。
やっぱりこれはサラダ用。
食べるラー油がおいしくて。赤唐辛子の辛さにニンニクチップの風味に旨味、ザクザク壊れる食感に軽い苦味が食欲さそう。山椒がピリリと舌をつねってハッとする。軽いしびれがまた旨い。

レンコン、大根、豆腐はすき焼きの割り下の中でじっくり時間をかけてクツクツ煮込む。

レンコンも大根も薄切りだから食感サクサク、儚い感じがおいしくて自分で煮物を作るときには甘くしないから甘辛味がなんだか新鮮。お店の料理…、っていう感じ。
途中でうどんを少量投入。色が変わるまで煮込んでいって豆腐をのせてカレーを注ぐ。

甘い割り下とカレーの出会いってかなりおいしくビックリします。

今日も汁なし担々麺で〆にする。

胡麻ダレ、食べるラー油に刻んだザーサイ、そしてネギ。
固めに茹でた麺と一緒にかき混ぜ食べるとおいしいこと!小一時間でお腹は満ちて、20分を残してお店をでることにする。さぁ、歩く。


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