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裸で芸をする人、芸もしないのに裸の芸人

日本のバラエティ番組につきものなのが「ひな壇」。
発信されるコンテンツとなんら関係のない人たちが番組を盛り上げるために座ってる場所。
ひな壇に並ぶ人たちのほとんどが芸人たちで、他には売り出し中のアイドルやプロモーションのために駆り出された芸能人。

彼らも番組制作費の一部なんだよなぁ…、と思うとそのほとんどは無駄に感じる。
無駄に感じる程度であれば我慢できるのだけど、目のやり場に困る人が並ぶことがあって、例えはボクはフワちゃんと呼ばれる、本来、テレビのような場所に呼んできてはいけないはずの人をみつけると見るのをやめる。
そういう「いてはならないはずの人」の中に「裸同然でそこにいる人」がいるんです。

古くは「小島よしお」。
最近では「とにかく明るい安村」がいるとほぼ確実にチャンネルかえる。
彼らの芸が嫌いだと言うわけじゃない。
先日とにかく明るい安村が、フランスのオーディション番組にでたとき、受けたのだけど審査員のひとりが「他の出場者はとんでもなく芸術的なものをやっているのにお前はなんだ。日本の中でも底辺の芸だろう」と酷評されて、そうだと思わず認めたんだ…、って言っていたけど、まぁ、その通り。
とはいえ底辺には底辺の味わいがあるから決して悪いことではないのだけれど、芸をしていないときにまでなぜ裸同然でいなくちゃいけないんだろう…、とそこはまるで釈然としない。

裸芸とか、裸芸人と呼ばれる人は他にもたくさんいるのだけれど、それはあくまで芸であって彼らの「いつでも裸同然」はちょっと異質で憐れを感じる…。

記事のトップ画像に森永製菓のコーポレートマークを使ったのは、これを書きつつとある人を思い出したからでございます。


元祖裸芸人のこと

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