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晴れの日。カウソーイにグリーンカレー

新宿2丁目の入り口にある「クルンテープ」。

この界隈に3軒あってその本店。ビルの2階で眺めがよくてしかも明るい。2人でよく来たお店のひとつ。
夜になると妖しい空気に満たされる新宿2丁目も昼は明るくのんびりしてる。
しかも見事な街路樹が並ぶ通りに面したこの店。
大きな窓に木々の緑が迫ってくるような明るい景色にホッとする。
もしオフィスを持つことがあったらここがいいな…、なんてずっと思う場所。

ちなみにバンコクの正式名称が、クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット。店名の所以でござる。お店の人はタイの人。

昔は二丁目系の人たちが目立つお店だったけど、今は若い男女のカップルや女子のグループ、アジアの人でにぎやかで、ここは新宿三丁目の外れになってしまったんだ…、って思ったりする。それもよし。
カウソーイをバミーで、ミニ丼つけて…、っていうのがいつもの注文で今日もそれ。

カウソーイはチェンマイのスープヌードルでバミーは中華風の細い卵麺。他に形の異なる米の麺が3種類。ドリンクバーがお店の隅に設られてて、アイスボックスの中に氷。お水が入ったガラスの鉢にレモングラスのお茶やアイスコーヒー、アイスティーと種類もほどよく、手作り感にニッコリします。

じっくり待って料理の到着。

大きな丼にカウソーイ。
今日のタイ丼はグリーンカレー。
カウソーイのスープはカレー風味だから、ダブルカレーになっちゃった。
レタスのサラダにフルーツカクテルがついてお昼のひとそろえ。

何か足りない…、って写真を撮りながら思った。
なんだろう…。
そうだ、タイ料理につきものの4種類の魔法の調味料がないではないのとおねだりをする。

「クルアン・プルン」っていうんですね。
粉唐辛子にグラニュー糖、赤唐辛子を入れた酢にプリッキーヌで辛みをくわえたナンプラー。「辛味、甘味、酸味に塩味」の4種類。自分の味にして食べる。

ぽってり甘いカレースープ。スープの上には揚げた中華麺がこんもりのっかる。スープに沈んだバミーはザクザク歯切れる感じ。鶏のぶつ切りがゴロゴロ入って、それはやわらか。

赤唐辛子とお酢をたっぷりくわえつつハフハフズルズル食べていく。

途中で揚げ麺を崩してスープにしずめて食べる。ザクザクしてた麺が徐々にやわらかになりぽってりスープと混じり合うのがなんともうまい。

底の方からキャベツが顔をのぞかせて、シャクシャク奥歯を叩くようにして壊れていくのがまたうまい。
グリーンカレーは香りはなやかでそこにもチキンがたっぷり混じる。タイの料理ってチキンとエビの料理だなぁ…、って思ったりする。

お腹もたのしく満ちました。


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