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秋葉原のカフェモコ。モコモコのチーズドッグ

秋葉原の「カフェモコ」にひさしぶりに来る。

一階がレジと喫茶商品を作るカウンター。半地下と中二階に小さな客席。2階に40席近くの喫煙席と厨房があるらしいんだけどそのフロアは行ったことがない。
この店はタナカくんも好きなお店で、秋葉原にくると必ず寄っていた。
レジで注文してお金を払い、飲み物と番号札をもらって客席につく。料理はできたら運んでくれるという仕組み。

番号札にその番号にちなんだメッセージがついてくるんだけど、なぜだかいつも「15」ばかりが当たるのネ゙。尾崎豊の「15の夜」の歌詞の一部が書かれた札で、チンケなバイク泥棒の歌をなんでみんな名曲だっていうんだろう…、ってタナカくんはいつも言ってた。
尾崎豊の歌は貧乏くさくて好きじゃなかったからそのとおりだよねって話があった。
今日ははじめて「3」の札。永久欠番って書いてあって、なるほどジャイアンツの長島かぁ…、なんて思った。どうでもよし(笑)。

アイスコーヒーをコクリコクリと飲みながらしばらくまってやってきたのが「チーズホットドッグ」
チーズドッグと注文しても律儀に「チーズホットドッグですね」と確認される。

そして独特。
まず長い。
大きなお皿から両側がはみ出るほどに長くて、ホットドッグの下にとろけて焼けたチーズが流れ出してかたまっている。
枯れ葉のごときポテトチップス。

ドッグロールを掴んで持ち上げる固まったチーズが一緒に持ち上げる。
羽つき餃子って最近よく見る。でも羽つきホットドッグってなかなか目にすることはないよな…、って思ったりする。オモシロイ。

ちなみに一本の長いソーセージを使っているわけじゃないんですよネ゙。細長いソーセージを長いドッグロールに3本使って長く見せてる。溶かしたチーズで覆っているから見事に騙されちゃうんだけれど、それもよし。

ソーセージはどれもキレイにこんがり焼けてる。表面ツヤツヤ、ガツンと硬くブチッと歯切れて肉汁じゅわっ。スパイシーでガーリックの香りがフワッと漂う味わい。
ドッグロールもがっしり硬くて味そのものはそっけない。けれど小麦の香りがしっかりしていて、噛んだ感じが心地よい。

底に貼り付いたチーズが砕けてパンと一緒に口に飛び込む。乳製品に独特のコクと旨味に塩の味、軽い渋みが口にひろがる。溶けたチーズと混じってとろけるおゴチソウ。
かなりの量です。時間をかけてゆっくり食べて、アイスコーヒーとクッキー、ポテトチップスを残してのんびり、午後の時間を無駄遣い。

そういえばあそこに昔はバラの形のソファがあって、そこに座るのが好きだったんだよなぁ…、って思った。なつかしい。


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