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クリスピーでクリーミーなゴチソウ

移動の前の時間調整。クリスピークリームにやってくる。

近所の東京フォーラムの敷地の中にフラッグシップショップができた。ベトコンベア式のドーナツマシンが置かれたファクトリー付きの大型店で、運が良ければ出来立てのホットグレイズドを食べることができるお店。
明るく気持ちのよい店なんだけど、ボクは昔からある駅前ビルの地下の店が好き。

カフェ仕様の落ち着くお店。

元気で気の利くベテランスタッフがいたりするのも好きなポイント。小さなキッチンでドーナツの最後の仕上げをしている景色もなんだかたのしい。
ポイントつけてもらおうと公式アプリを立ち上げたら、オリジナルグレイズドが一個ただでもらえるクーポンが送られていた。
しめしめ‥、ってにんまりしながらそれを使ってアイスコーヒーをお供にたのむ。

昔はグラスで提供されたアイスコーヒーが紙のカップにかわりました。プラスティックのカップでもなく紙のカップというところに環境に対する配慮を感じる。
でもリユースできるグラスの方が環境にはやさしいのになぁ…、って思ったりする。
なによりグラスに口つけ飲む飲み物と、紙のカップから飲む飲み物の味はまるで違って感じる。
涼しさを感じることができぬアイスドリンクなんて魅力半減だものなぁ…、って思いもしました。
愚痴っぽくってごめんなさい…。
ちなみにここのコーヒーは苦味が深くてすっきりとした酸味もおいしい。
だからなおさらグラスで飲みたくなっちゃう。
やっぱりもったいない。

さて気を取り直してオリジナルグレイズド。
おいしいなぁ…、本当においしい。ここのいろんなドーナツを食べてみるけどオリジナルグレーズドが断然おいしい。

ドーナツを覆った砂糖の薄い膜。指でつまむとカサッと乾いた感じがして、それも束の間。指の温度でたちまちとけて指に張り付く。指紋模様の砂糖の膜が指でかたまり舐めるとシュワっと溶けていく。
ちぎれたドーナツの表面には一旦溶けた砂糖が再び固まって、壊れた殻のように張り付く。

食べるとカサッと舌にさわってあっという間にジュワッと溶けて口の中を涼しくさせる。
砂糖が溶けるときって口の温度が下がるように感じるんですね。生地はぽってり、ゆっくりとろける。

オモシロイなぁ…、不思議だなぁ。
そしてなんておいしいんだろう。クリスピーでクリーミーってお店の名前も言い得て妙なオゴチソウ。


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