寒い日曜に熱々の汁
辛くて熱いもので体をあったましょう…、と近所の「とんちゃん」。
サムギョプサルで人気の韓国料理の気軽なお店。
昼にもサムギョプサルを焼いて食べる人もいるけれど、手軽なランチセットもあって「味噌チゲ定食」がオキニイリ。
韓国流にいうと「テンジャンチゲ」。
韓国には専門店が結構あって、お店、お店で味噌の味が微妙に違う。好みの店をみつけてからは、韓国に行って最初に食べるのはそこの味噌チゲって決めていたほど。
ここの味噌チゲはボクの好きな味で、サムギョプサルを食べたときでも〆は味噌チゲって決めていたほど。
昼の定食は味噌チゲにおかずが4つ。ご飯がついてひと揃え。前回まではおかずが5つあったんだけどコストダウンということでしょう。
小さな土鍋でグツグツしながらやってくる。
韓国味噌の発酵臭が蒸気と一緒に鼻をくすぐる。
納豆みたいな匂いで、慣れるとこの匂いだけでご飯が食べられちゃうほどおいしい。
豆腐に韓国かぼちゃに玉ねぎ。
ネギにじゃがいも、しめじと具材がたっぷりで、出汁をとったジャコや味噌の豆までゴロゴロ入ってる。
熱々をスプーンですくってふうふうしながら食べるのがいい。
味噌が含んだ唐辛子の粉。刻んだ青唐辛子がたっぷりで熱い上にヒリヒリピリピリ、お腹が汗かくほど辛い。スンドゥブチゲやキムチチゲと、辛いスープが韓国料理にはたくさんあるけどどれもが辛いと同時に甘みも強い。味噌チゲだけは甘くないのがまたオキニイリ。
それにしても具材がたっぷり。スプーンを入れると必ず何種類かの具材がのっかり口の中へとやってくる。味噌チゲを韓国のみそ汁と称することがあるけど「味噌味の鍋」と言ったほうがいいんだろうなぁ…。ご飯もすすむ。
おかず4品。
もやしのナムルにカクテキ、れんこんの甘辛炒めにおでんの煮付け。ここのカクテキはカリカリしていてボク好み。おでんの煮付けがピリ辛で、これオキニイリ。
韓国おでんにハマったことが一時期あって、冷凍おでんを買って使っていたけれどこういう味に煮付けるってことは思いもつかなかった。機会があったらやってみよ。
そのうち具材がなくなって、汁だけになる。鍋の下に飯器の蓋を敷いて斜めにかたむけて残さぬようにしっかり食べる。あったまる。
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