見出し画像

しゃぶしゃぶ2軒、食べ比べ

今日はしゃぶしゃぶのお店のお勉強。話題のお店を2軒はしごするお昼。
まず一軒目は「ひとりしゃぶしゃぶ七代目松五郎」。

店名にもある通りひとりに一台IHヒーターが置かれて鍋が用意されてる。
カウンターだけ。カウンターの内側に肉のスライサーが設置され注文ごとに肉を削ってお皿に並べる。

銀座のひとりしゃぶしゃぶの名店、しゃぶせんをそのままモダンにアレンジしたような仕組み。最近、続々お店を増やしているチェーン。
黒毛和牛を使っているのが売りで、ランチはかなりお得な価格設定。
開店と同時に続々、お客さまがやってくる。
牛肉と豚肉が180g、野菜の盛り合わせ、タレが2種類、ご飯に〆のラーメンまでつき1280円という「満腹セット」。限定20食というのを選ぶ。まずは野菜がやってくる。

レタスに白菜、紅芯大根、さつまいも。
モヤシ、エノキに豆腐、ニンジン、わかめにカイワレ。
11種類に彩りもよい。
肉の準備には少々時間がかかります。
スライサーが動く様子をみながらのんびり。野菜をクツクツしながら待った。


お待たせしましたとやってきた肉にウットリ。
お皿を覆ってしまうほどに大きな牛肉が1枚ふわり。
キレイに霜がはいってて、色もきれいでうつくしい。それをペラリとめくってみると下には豚バラ。立体感があって見た目も味のひとつの要素。

豚バラ肉は若干厚みがあって歯ごたえ、食べごたえがある。牛肉は極薄だけど大きく口を満たす充実感。ただ多くの人が箸で2つに切り分けてしゃぶしゃぶしてた。

これまた1日20食限定の「黒毛和牛の切り落とし」。

80gではあるけれどふっくらこんもり盛り付けられてて、熟成具合も脂ののりも申し分ない見事な状態。
焼肉屋さんではよくある切り落とし。しゃぶしゃぶの店で用意するのは珍しく、端材を上手に使い切る賢い商品。

ポン酢は後味スッキリ。胡麻だれはポッテリ濃厚、ラー油を垂らして薬味のフライドガーリックをちらして食べると肉の持ち味が引き立ちご飯もすすむおいしさ。

鰹節系のラーメンダレを入れた大きな器が登場。

ラーメンを茹で、茹でたスープを注いでラーメンを作ってくださいという提案。これも案外おいしくて、考えたなぁ…、って感心しました。一軒目。


新宿に移動して「モーモーパラダイス」。

かつて「鍋ぞう」って食べ放題のしゃぶしゃぶ屋さんがあった場所。そして「モーパラ」といえば鍋ぞうよりも安く食べ放題が楽しめる店だった。
海外にあるのはモーパラ。鍋ぞうはなくてインバウンドさんたちがモーパラに行くとあまりに貧しくガッカリしちゃう。
日本でイメージと海外でのイメージのギャップをなくすためにモーパラを高級ブランドにリニューアルした。

ゆったりとしたテーブル配置に雰囲気のあるインテリア。たしかに高級。お客さまはほとんどインバウンドさんで、日本人はボクらともうひと組だけという状況でした。
食べ放題は5000円から。
かなり思い切った価格設定だよなぁ…、と思いながらもたのんでみると肉の状態はすばらしいこと。

牛肉はロース、肩バラ、ウデにランプと4種類。豚肉はバラとロースの2種類でどれもがキレイでうつくしい。


最近、食べ放題のしゃぶしゃぶ屋さんでほぼデフォルトになってる2種類のスープを同時にたのしめる鍋は使わずテールスープ1種類だけ。
小さな器に入れられた味変用の薬味は5種類。

シラチャーソースに代表されるように、全部アジアな味わいで、これもインバウンドの人たちが多いからの工夫なんだとお店の人が言っていた。
肉が本当においしくってネ…、特に牛肉がおいしくて一軒目でしっかり食べた1時間後にしておかわりまでして食べちゃった。「おいしいものは別腹だよね」…、なんていいつつもりもりと。

こんな工夫ってステキだなぁ…、と思ったのがこれ。

プラスティックのスノコをのせた器があって、しゃぶしゃぶした肉を一旦そこにおき水気を切ってタレに入れればタレが薄まることがない…、って粋なはからい。お勉強。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?