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3日間だけの特別なバフェ

赤坂見附の駅上にあるエクセル東急ホテルのバフェにやってくる。

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年末年始3日間だけ限定の特別なバフェ。
去年も実は同じような企画があった。気づいたときにはもう満席で、来年、もしも同じような企画があったら絶対こようネ…、ってタナカくんと約束してた。
今シーズンもやりますよ…、ってお知らせが来て予約がとれるかどうか聞いてみたらまだまだ平気。コロナでかつてのような客足じゃなくなりましたという。
1人なんですけどいいですかっておそるおそる聞いてみる。
予約は二人からっていうレストランが驚くほどに多くてそれでどうかと聞いてみたのだけれど、歓迎しますということで、それでいそいそやってくる。
だって約束だったから…。
好きなバフェのひとつでした。なにか特別な料理や特別なコトがあるわけじゃないんだけれど、普通のものが普通においしい。日本のホテルのおだやかで日常的な贅沢が料理、サービスに反映されてて悪くないなと感じたわけです。

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予約の時間のちょっと前に着いてレセプションに近づいていったら「サカキさまですか?」って言う。ひとりの予約が珍しいからすぐわかったんだろうと思って着席するとなんと今日の第一部は4組だけしか予約をとっていないとわかる。感染予防のためにということ。大きなホールがガランとさみしく、でもこれが現実なんだとしみじみ思う。

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さて今日のバフェ。ビニール手袋はしなくちゃいけないとはいえ自分でとって盛り付けることができるバフェ。うれしくなっちゃう。

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スモークサーモンと桜島大根のマリネ、キャロットラペにキュウリを並べてお腹を開き、カニをひたすらせせる。そう言えば去年の最後のバフェもカニ。今年の最初のバフェもカニっていうのがなんだかオモシロイ。

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カニの身をしっかりせせったら食パンの上にのっけて食べる。
不思議のカニの身ってそのまま食べるよりパンにのせたり挟んだりして食べるとおいしく感じる。

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それからパエリア。魚の出汁で作ったトマト風味のスープも添えてお腹をしっかりあっためる。

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ローストビーフはカービングサービスをしてくれる。
最初は薄切り。それを2枚。
マッシュドポテトと擦ったわさびをたっぷり添えて、茶碗にご飯を盛って二切れはそのまま食べて残りはローストビーフ丼にする。

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ここのローストビーフは脂は少なく赤身の旨みがしっかりしてる。しかも塩の下味がキチッとついているから、ご飯を食べたくなるんですね。だから最初からもうご飯。グレービーをたっぷりからめてご飯の上に並べてわさび。ローストビーフをご飯をくるむようにして食べる。
ねっとりとしたローストビーフの食感がパラリとちらかるご飯に強調されておいしく、しかもどんどんご飯が粘ってローストビーフの肉までとろけるような感じになっていく。わさびがツーンっと鼻から抜けてお腹を空かす。

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ローストビーフをおかわり。今度は分厚く一枚にして、ナイフでそれを一口大に切り分ける。ご飯にカレーをかけたところに寄り添わせ、ローストビーフカレーをたのしむ。らっきょうも忘れずのっけてシャクッ。
分厚いローストビーフは口の中でずっと居座りゆっくり肉汁をにじませ消える。ちょっと甘めのカレーがローストビーフと相性が案外良くてもりもり食べる。こういう食べ方、好きだったよなぁ…、ってなつかしくってたまらない。

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牛ヒレ肉を焼いてもらっておかずにし、いくらご飯を食べる。大粒の上等ないくらが口の中でプチプチ爆ぜる。お正月は魚卵の季節!ケーキにカフェラテで今日の〆。

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