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テーブルチェックのうやうやしく虎屋菓寮

伊勢丹の地下。
ずっと営業自粛していた虎屋菓寮の喫茶コーナーが営業再開。
家に帰る前にひと息つきにくる。

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例年ならばそろそろ宇治金時のはじまる時期。はじまったら連日行列必至の店です。
それもしばらくお休みとのこと。かき氷だけじゃなくて赤飯やお粥のような軽食もメニューにはなく、売店で売られる生菓子、汁粉に飲み物という限定メニューでやっている。

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ボクの目当ては抹茶グラッセ。
茶筅で点てたお抹茶を、ふっくらとした泡も一緒にぶっかき氷の上に流して冷やして味わう。
冷たくしても泡は壊れず、蒸気で作った泡とも違って空気をたっぷり含んでふんわり。しかもぽってり、喉越しなめらか。抹茶そのものの風味も壊れず苦味スッキリ、抹茶の旨味も心置きなくたのしめる。

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ぶっかき氷がなめらかで泡をまとった小さな氷を口に含んで涼んだりする。お店の中は静かでパラリとボクを含めて3組だけ。

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しばらくの間、お会計はテーブルでとさせていただきます…、とお店の人がいう。感染対策を入念に客席ホールでしたとしても、レジのところで混雑することがかなりある。それを防ぐにはテーブルチェックが合理的で効果的。さすが虎屋、しかも伊勢丹って思ったりした。

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お金を払うとお釣りと一緒に小さな封筒を持ってくる。上等な和紙でできた封筒で「ありがとうございます」と書かれてる。長い間の休業で、ご迷惑をおかけしました。ほんの気持ちでございますがと。

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家に帰って開けてみれば中には小さな洋館一本。気が利いてます、ありがたい。


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