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三世代推しをやめ、醤油ボトルが置かれるようになるサイゼリヤ

夜にサイゼリヤ。
ひさしぶりなのかなぁ…、メニューが変わっておりました。
商品自体はあまり変わっていないのだけど、おすすめ、あるいは提案が最近、かなり頻繁に変わっているような気がします。
それから表紙の絵が変わった。
ちょっと前までは三世代ファミリー推しだったのが、今は具体的なお客様イメージをそれほどアピールしないイラスト。顧客層を特定しすぎるのは市場や使い勝手を自ら狭くしてしまうコト…、と判断してのことかもしれない。
少なくともボクがいつもくる四谷三丁目のお店にはそういうお客様はほとんど来ない。
三世代ファミリーはこないけれども、お客様の年齢層は広くて塾前の子どもたちからベビーカーを押したママ友。若いファミリーにシニアカップルと、彼らを全部ひとくくりにすると見事な三世代。

来てほしい人。
来ているに違いないと思うイメージ。
そして実際、来ている人の違いが企業戦略を狂わせる。
軌道修正をし始めているのかもしれません。
シニアのおひとりさまが多いのも特徴かなぁ…。サイゼリヤ一人前の量は控えめ。シニアのお腹にはぴったりなのかもしれません。
ちなみにお子様メニューの間違い探しもリニューアル。お子様用とするとかなりの難易度で、熟年夫婦が一生懸命、間違い探しをしたりしている。
今日は10分ほどで全部発見。スッキリ気分で食事をします。

このメニューで一番力を入れてる提案がパスタのカスタマイズというモノ。
ペペロンチーノとリコッタチーズ。胡椒をたっぷりふりかけたらカッチョエペペのようになる。そこにミラノサラミをくわえれば贅沢パスタになるでしょう…、と。その提案にのって実際作ってみます。
チーズをたっぷりパスタにくわえると、チーズが水分を一切合切吸い込んでいく。だからかなりの量のオリーブオイルを注いでいかないとバサバサパスタになってしまう。だからたっぷり。サラミは一緒に食べるより、おかずのように食べたほうが食べやすいしおいしいかなぁ…。とにかく、チーズとオリーブオイルと胡椒の相性抜群。感心します。

かぼちゃの冷たいポタージュがあり、食べてみるとこれが不思議な味わいで、コーンスープかかぼちゃスープかわからない。
じっくり舌を転がしながら味わい続けると確かにコーンじゃない味で、それがかぼちゃと言えばかぼちゃの感じ。
そういうことにしておきましょう(笑)。
キャベツのアンチョビ炒めと食べる。
アンチョビがどこか魚の干物のような味わいで、これとご飯を一緒に食べたら旨いだろうなぁ…、味噌汁欲しくなっちゃいそう。エビのサラダは安定の味。

そう言えば調味料が多彩に揃うサイゼリヤ。ずっとオリーブオイルとか粉チーズとかイタリア的なるモノだけ集めて踏ん張っていた。ところがとうとう、醤油を置くことになったのですね。醤油をかけりゃぁ何だっておいしくなるのはわかるけれども、サイゼリヤもルビコンの川を渡っちゃったか…、って思ったりする。なやましい。

フリウリフリコっていう呪文のような名前の料理。マッシュドポテトをグラタン皿の中に入れチーズをたっぷりのっけて焼く。表面サクサク、中はなめらか。熱々でネットリ舌に絡みつくようなごちそう感にウットリします。

辛味チキンは間違い探しをやってる間に、友人が二個ほど食べて食べかけ写真。ネットリ粘る皮がおいしく、パリパリじゃない鶏皮が食べられるのはこれとケンタッキーのオリジナルだけ。どちらも皮と衣がすっかり一体化して皮じゃないかのように装う。その装い方が一流だからしょうがない。刻んだ香味野菜とオリーブオイルで味わうグリルドソーセージ。これもサイドのじゃがいもがおいしく今日は芋でお腹が満たされる。

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