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シャンデリアに焼きサンド。英國屋のする仏蘭西屋

銀座の朝をトリコロールではじめようと思って行ったら行列でした。
昔はいつ行っても大抵ひとつはテーブルが空いていました。それが今ではカウンターまでぎっしりで、気軽に行けるお店じゃなくなっちゃった。すごく残念、うらめしい。
代わりに「喫茶館仏蘭西屋」。

大阪で手広くお店をやってらっしゃる英國屋さんがやってらっしゃる。英國屋も正式名称「喫茶館英國屋」。
英國屋の仏蘭西屋っていうのが英仏共同プロジェクトのコンコルドみたいな感じ(笑)。

銀座松屋の裏側にあり、ビルの地下。ロココな感じの椅子やテーブル。
天井からはシャンデリア。
フランス的でございましょうや…、朝からほどよくにぎやかでした。

朝のメニューは3種類。

フランス的にトーストセットにしようかなぁ…。
英国的なソーセージエッグの朝食セットにしようかなぁ…、と悩んで結局、焼きサンドを選ぶ。
一緒にスープをたのんでセットドリンクはアイスコーヒー。

お店はちょっとバタバタしていて、ボクが入店する直前に何組か続々入ってきたのでしょう…。
ちょっと時間がかかりました。
お店の人の対応は誠実にして丁寧で、だから安心して待てた。
まずアイスコーヒーにスープが来ます。
ガムシロ、ポーションミルクが2個ずつあるのは一杯だけおかわりができるから。いいサービス。
スープはコーンポタージュでした。スープの上に乾燥パセリが散らかるところに大阪的なサービス精神を感じたりする。こっくり飲んでお腹をあっためメインを待った。

10分ほどで焼きサンドがやってくる。小さなサラダも一緒にお皿にのせられている。

仏蘭西屋ではあるけれどパンはイギリスパンでした(笑)。
ハムにたまごサラダが挟まってパンはこんがり焼けている。粗めの生地はサクサクで食感軽い。悪くない。

じっくり見るとパンを2枚重ねたのでなく厚切り一枚にナイフを入れて開いたのでしょう…、片方の端がつながっていた。
手間はかかるけど切る時ズレることもない。たのしい工夫。

アイスコーヒー一杯おかわり、打ち合わせまでの時間をのんびりすごします。出入り口に敷かれた真紅の絨毯に昭和な珈琲専門店をしみじみ感じる。好きな店。


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