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手間をかけます…、ポーたまおむすび

東京駅前のミッドタウン八重洲の地下に「ポーたま」ってお店がある。

「できたて、片手のごちそう」というのがキャッチフレーズ。
沖縄に「ポークたまごおにぎり」って郷土料理がある。ポークランチョンミートと卵焼きをご飯と海苔で挟んだいわゆる「おにぎらず」系のおむすびで、その専門店。
お店の前に共用のイートインスペースが多少あるものの専用の客席はないからテイクアウト専門で、同じビルのオフィスフロアの人たちが次々買いに来ていて人気があるよう。
作り置かず注文が入ってからひとつひとつ作ってる。

しかもその作り方にかなりこだわりを持っていて丁寧で、例えばご飯を羽釜で炊く。卵焼きも専用のステンレスの枠に溶いた玉子を流して丁寧に焼いていく。

ただせっかく羽釜で炊いたご飯をライスディスペンサーに移して使う。
マシンが定量、ストンと海苔の上に落としてくれるから以降の作業が楽になるのだろうけれどちょっと興ざめ。
もったいない。
長方形の枠にあわせてご飯をならす。

卵焼きと焼いたランチョンミートをのせて畳んで出来上がり。
作業はテキパキ。
大量の注文が一度に入ると作業スペースの関係上、一度に作れず手間取るけれど普通は3分待たずに出来上がる。
スピード的には悪くない。
しかもこれだけこだわり手間をかけ手作りするのにスタンダードなポーたまがたった390円。あぶらみそや明太マヨネーズ、ゴーヤ天ぷらやエビフライと言ったトッピングをすれば値段も上がるけれども、家賃の高そうなこういう場所でやれるのかしらって心配になる。

手のひらサイズ。普通のおにぎりに比べて高さがないから、腹ペコさんには一つじゃ足りない。2つ、3つとたのんでいけばそこそこの値段になるか…、と思いもしました。

スタンダードなポーたまは味が少々たよりない。ご飯にほとんど味がなく卵焼きやランチョンミートの味をたよりに味わう感じ。おそらくトッピングをして味がほどよくなるように整えられているのでしょうネ。
お供におかずがあればちょうどいいかもしれない。オモシロい。

デザインワークがしっかりしてます。沖縄、九州に9店舗、それ以外にはこの店とホノルルのロイヤルハワイアンセンターに一軒。これから増えていくのかなぁ…、おむすびブームにのっていくのか。はたまた違った路線をマイペースで進んでいくのか、興味津々。どうだろう。


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