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シアトル流のハンバーガー!とても独特

渋谷のドンキホーテ跡地にできた商業施設の一角に「リルウッディーズ」っていうハンバーガーの専門店が出店してる。

シアトル出身。
Lil Woody’s Burgers & shakesっていうのが正式名称。

バーガーズ&シェイクスっていうのがなんともクラシック。
ハンバーガーはミルクシェイクと一緒に食べるもの…、という時代が長く続いて、今でも伝統にこだわるダイナーにいくとミルクシェイクを売り物にする。
マクドナルドも創業当初はハンバーガーにマックフライポテト、マックシェイクがメニューの三本柱だった。
ミルクシェイクはアメリカの味噌汁…、てな感じ(笑)。
一番スタンダードな「リルウッディーズバーガー」を選んでたのむ。

フレンチフライとソフトドリンクのセットがあってダイエットコークを選んでポチリ。キャッシュレスで先払い。番号付きの伝票をカウンターのスタッフに手渡し代わりにビーパーもらって待つ仕組み。
客席は一つ上のフロアにあって、みんな階段上がって座ってる待っているらしく、でもカウンターの後ろの厨房がちょっと見えるのがたのしくてカウンター脇で立って待つ。

15分ほどかかりましたか…、ときおり厨房の奥で火柱が立つんです。
それもかなり盛大にボワっと炎が立ちあがり、しばらくすると収まっていく。おそらくパテからしみだした脂に火が移って火柱が立つんでしょうネ。

完成したハンバーガーをみるとパティが焦げて仕上がり、焼けた脂の匂いがおいしい。

乾いた感じのバンズです。

しかも触ると粉っぽさを感じる。実際、バンズの裏側をみると粉がふいて見えるでしょう?

今まで食べたことのあるどのハンバーガーのバンズとも違った不思議な感触。食べた感じもフッカリでもない、しっとりでもない。
不思議な食感。
噛みごたえがあるんです。
硬い。
バリっとした硬さじゃなくて生地がみっしり詰まった感覚。
それはバンズだけじゃなくパティも硬くてぎっしり詰まった感じがあって口の中がもったりしてくる。

最初は乾いた感じなんだけど、唾液と混じるとバンズがペトペトしてくるんです。
ならばおいしくないかというと決してそんなことはなく、パティからしみだす脂をしっかり受け止める。そしてゆっくりなめらかになりパテと混じってとろけていくのね。
ガッシリとした筋肉質の肉をおいしく食べる工夫のこの独特のバンズなんだろうって思えばなかなか味わい深い。

フレンチフライがおいしいことにウットリしました。ジャガイモに細かな穴が無数にあいて食感サクサク。口の中でとろけて消える。塩の施し方がまた絶妙で、ちょっと強めでそれがジャガイモの甘みを引き立ておいしいの!
昔のバーガーキングのフレンチフライはこういう感じでタナカくんが好きだった。
ハンバーガーの中にはケチャップ、マヨネーズ、みじん切りにしたオニオン、ピクルス。ハンバーガーに野菜はいらない派だからこの潔さがむしろ好き。

しかもそれらがたっぷり使われて溢れ出しそうなんだけど、パティもバンズもそっけないほどシンプルな味。だからそのたっぷりでバランスとれる。食べ続けるにつれてパティとバンズが密着してきてどんどんおいしくなるのもおもしろい。


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