ちょっとお疲れ気味でしょうか…、汁っぽくて食べやすいものを食べたくなった。
それで「なか卯」のハイカラうどん。

小さいサイズがあるんです。本当に小さく、茶碗のサイズにうどんにお汁、天かす、かまぼこ、そしてネギ。
お供に小さな牛すき丼。両方合わせて７４０円といううれしい値段。
しかもおじぃちゃまのお腹ににうれしい量でござんす。
それにしても何度使ってもここの券売機は使い勝手が悪くて困る。メニュー構造が複雑なのと、メニュー分類が独特で目当ての料理を探り当てるのに難儀する。

それになにより動作が緩慢。
ボタンを押してもしばらくうんともすんとも言わず、もっさり動きはじめる。
注文をとるというのはサービスの中でも重要。
そこでお店の印象が決まるはず。
ならば券売機も働き者で気がきく印象を持たせなくちゃ損だと思う。
もったいないったらありゃしない。
券売機の挙動はスローモーだけど、お店の人の仕事は機敏でテキパキ料理は整って、お待たせしましたと運ぶ姿も気持ちいい。券売機くんも見習って…、って叱咤しました（笑）。

細めの麺に出汁がしっかり効いたつゆ。このつゆが好みで飲むとホッとする。刻んだネギも青いネギ。目に鮮やかで香り控えめ、出汁の風味を邪魔しない。

牛丼じゃなくて牛すき丼。すき焼きがご飯の上に乗っっている体。一番目を引くのが車麩で、これだタレをたっぷり吸ってておいしいのネ。これがメインでもいいくらい。

牛肉、白滝、白菜、にんじんと具材の種類は豊富で多彩。味は甘めでまさにすき焼き。車麩をとりあげうどんに乗せて山椒パラリ。
甘い煮汁がうどんの汁にしみだしておいしくするうえ、車麩自体もうどんの汁を吸い込んでプルンとなめらかになっていく。

牛すき丼には紅生姜。辛みおだやかで酸味がくっきりした味わいで食がすすんでいくのがうれしい。２つ食べてもお腹が軽いというのもうれしい。オキニイリ。