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モテたいという父にしたアドバイス

先日、転びました。
家の近所になだらかな坂道があるのだけれど、そこで足がもつれてバタンと倒れたんです。
日曜日のことで、周りにはたくさん人がいて見ていた人が「アーッ」と大きな声を上げるほど見事な倒れっぷりで、ただ両手でパンッと道路を叩いて受け身をとった。
膝はちょっと擦りむいた。
手のひらもうっすら血がにじんで痛かったけど大事には至らなかったのが不幸中の幸い。

荷物はみんな斜めがけにしたショルダーバーッグに入っていたから受け身が取れた。
歳をとったら両手はいつもあけておくことが大切ですネ。
倒れたボクにかけよって、手を差し伸べてくれた人に「おじぃさん、大丈夫ですか?」って聞かれたことがいささか哀しくはあったけど、倒れちゃったんだからしょうがない。

倒れたときに、思わず父のことを思い出した。
父が晩年、病院で寝たきりになってしまったのも階段から転げ落ちたことがきっかけ。
ズボンのポケットに手を入れて歩く癖と、ナルシスト気質が仇となってしまったのです。


人は転んだときに何をかばうのか…。

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