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ヘーゼルナッツのシュークリーム

「シティベーカリーのクリームパフを食べたくてしょうがない熱」が発症しました。やってくる。

レモンクリーム、ピーナツバター、ヘーゼルナッツと季節によってフィリングが変わってく。
どれもそれぞれおいしくて、凶悪さにおいてはピーナツバターが格別。食べやすさとあと口の良さではヘーゼルナッツが他の追随を許さない。
さて今日はどれだろうってショーケースをのぞいたら、ヘーゼルナッツクリームでござんした!
もうワクワクです。アイスカフェラテと一緒にたのむ。

ゴロンとしてて無骨で大きい。松ぼっくりみたいな生地の隙間からほんのちょっとだけクリームが顔を覗かす。
パフのてっぺんにはアーモンドブールのクッキー生地。そして粉糖。ずっしり重い。
頑丈な生地だからそのままナイフで切り分け食べることになる。

ナイフをグサッと突き刺すとザクッと乾いた音がしてナイフを生地が受け止める。
ナイフを持った手を放しても、刺さったままでゆるぎもしない。
雄々しい姿。ザクッと2つに切り分けて断面を見る。

うつくしい!
空気の層が幾重にも重なり合った粗い生地。
詰め込まれているクリームは2層になってる。
下の層にはちょっとゆるめのカスタードクリーム。上にヘーゼルナッツクリームがぽってりのっかる。
やわらかなのにこぼれだすようなことなくずっと生地の中にとどまっている。

ひと口大に切り分けて指でつまんでパクっと食べる。
生地がザクッと奥歯でこわれる。
口の温度でカスタードクリームがたちまちとろけ、それに続いてヘーゼルナッツクリームがもったり口に広がっていく。

生地だけ食べるとボソッとしてる。乾いてしかも塩気を感じる。ヘーゼルナッツクリームにそれが混じるとまるでナッツが砕けているような感じになるのがオモシロい。

ふわふわのシュー生地はクリームと一体となっていくのをたのしむ生地。
このザクザク生地はクリームのなめらかさを引き立ておいしくしてくれる生地。
どちらもそれぞれおいしくて、でもボクはザクザクとなめらかが口の中で混じり合うのをたのしむのが好き。

ここのクリームパフを食べるたび、何カロリーなんだろうって頭をよぎる。でも心配はほんの一瞬、カロリーなんか気にしておいしいものが食べられるか…、って思いながらパクパク食べる。
そして食べはじめると止まらない。苦味の強いアイスカフェラテがこのクリームパフにまたピッタリ。お皿にちらかる生地を指に貼り付けてひとかけ残らずお腹におさめる。オキニイリ。


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