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新聞をめくる音がする、椿屋珈琲

最近、ちょっとオキニイリの椿屋珈琲店。
できた当初はあんまり好きと思わなかった。
この店に変わる前の「談話室滝沢」が好きすぎて、そこと比べて違いすぎるとゴキゲン斜めになっちゃっていた。
でも、なくなってしまったものは無くなったもの。
戻らぬものであきらめるしかない。
もし当時の談話室滝沢的なのどかなムードの空間が、今、この新宿という街にあったとしてお客様に受け入れてもらえたのか…。
つまり当時のような使い勝手を求める人が今の新宿にも沢山いるのかと思うと、そうじゃないかもしれないなぁ…、と思ったりもする。
時代に合わせて最適化する。
良さを残して新しくなり続ける努力が、長続きする飲食店には必要なんだとしみじみ思う。今日はほどよき感じににぎやかでした…、気持ちいい。

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アイスコーヒーを選んでたのむ。
一緒に焼きサンドイッチをお願いし、虫を養うことにした。

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まずアイスコーヒーがやってくる。
真鍮製のコーヒーカップ。
キンキンに冷やされていてテーブルにやってきたときにはすでに細かな水滴がびっしり表面に貼り付いている。
目に涼しい。
手にとって涼しく、唇をつけてひんやり。
こういう「先味」って大切だなぁ…、ってしみじみ思う。
しかもテーブルに置くときれいに磨き込まれたテーブルトップが鏡のようになってカップが逆さに映る。なんと豪華な景色でしょう。

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続いてサンドイッチのお供のサラダ。
ちぎったレタスにトレビス、薄切りにしたセロリに玉ねぎと香り野菜も印象的でなにより冷たくパリパリシャキシャキ。ドレッシングを少なめにってお願いしたから野菜自体の味をしっかりたのしめる。

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さてメインの焼きサンドイッチ。
前に食べたことがあったかなぁ…、記憶定かでなくとても新鮮。
焼きサンドと聞いて一番最初にイメージできるのはホットサンドメーカーで挟んで仕上げるホットサンド。
けれどここのはパンだけ最初に焼いて、それから具材を挟んだスタイル。
だから挟んだトマトやハム、玉子サラダは冷たいままで熱いトーストとのコントラストがちょっと独特。

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パンも焼き方もパニーニプレスで焼いたのかなぁ…、波打ちバリッと仕上がっている。
プレスしているからパンの生地が潰れるように焼き上がっていてちょっとクラッカーみたいに壊れて砕けて口に散らかる。顎を使って食べるから分量以上にボリューム感を感じるのもいい。

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フレッシュとはいえ熱々のパンで挟まれトマトにゆっくり熱が入る。するとトマトがソースのように振るまって口のながら潤ってくるのもオモシロイ。アイスコーヒーはさっぱりとしたフルーティーにさえ感じる酸味としっかりとしたコクがおいしい。冷たくしても香りがしっかりたっているのにも感心します。

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静かな店内。向こうの方から新聞をめくる乾いた音がやってくる。
ひさしぶりだなぁ…、喫茶店で新聞を読む人をひさしぶりにみたようなそんな気がしてちょっと微笑む。よく見るとサンドイッチがダブルデッカー。

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パン3枚で一組という仕上がりだった。だからパンの噛みごたえがしっかりしてた。オモシロイ。


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