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オージーなモダングリーク、銀座のアポロ

ギリシャ料理の「アポロ」で昼食。

オーストラリア出身のモダングリークというコンセプト。東急プラザ銀座の最上階で、明るく気持ち良い空間がまずおゴチソウ。

東京に数多いテナントビルの中でもおそらく一番の負けビルと言われるここで数少ない人気のお店。
ランチタイムがすっかり終わった時間なのにお店はまだまだにぎやかで、と言って騒々しいというわけじゃない心地よさ。

4人でコースを選んでたのむ。前菜3種、メインを2種類、サイドを2種類、デザート2種を選べるプリフィクス的コースを選ぶ。

ピタパンが小さなピザボックスに入ってくるのがとてもカジュアル。

蓋をあけるとハーブの香りがフワッと舞って食欲湧かす。ディップはフムス。オリーブオイルをかけ回し揚げたひよこ豆がカリカリ壊れてフムスのなめらかを引き立てるのが粋でいい。

ギリシャ風のサラダがいいんですよネ。
きゅうり、トマト、モロッコいんげん、種を抜いたブラックオリーブ。
オリーブオイルと塩とレモン果汁をまとわせて上にギリシャのチーズ、ディルにオレガノ。
チーズを崩して混ぜ合わせ仕上げて食べる。
ギリシャのチーズの塩気とうま味が野菜にからんでおいしいの。
きゅうりの皮はキレイにとって、だからサクサク歯ざわりがよくてみずみずしい。

そしてメインのまずひと皿目。

ラムショルダーの煮込みがやってくる。
塊のラム肉を5時間煮込んで仕上げたという。スプーンの背中で押さえるとハラリとほぐれて繊維になってく。繊維の間に脂がまじりそれがとろける。ラム独特の香りとうま味。ミントときゅうりを混ぜたヨーグルトが脂をすっきりしてくれてるのがなんともうまい。

もうひとつのメインはチキン。もも肉をスパイスに漬け込み皮目をパリッと焼き上げたもの。フムスを敷いたお皿の上にのせて甘酸っぱく下味付けたハーブ野菜と一緒に食べる。
どの料理も味わい軽やか、香り華やか。ギリシャ料理ってこんなにおいしい料理なんだ…、ってテーブル囲むみんなびっくり。
それにすべての料理がシェアして食べる提案というのがカジュアル。同じものを分け合い食べるってたのしいなぁ…、ってしみじみ思う。

クランブルの上に焼いたメレンゲのせたケーキに、カスタードクリームのパイも分け合いハーブティーでおしゃべりたのしむ。

なんてシアワセ、オキニイリ。


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