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さよならって配膳ロボくんに手をふるボクちゃん、お帰りハンドドライヤー

昼、ガストでご飯。
…、というか「から好」の唐揚げを無性に食べたくってやってくる。

週末のお昼のガストは大賑わいです。
四谷三丁目の周辺のファミリーレストランは次々撤退。残っているのはガストかサイゼリヤということもあり、小さな子供連れのファミリー客には数少ない選択肢だからでしょうネ。
先週の日曜なんてウェイティングまででてあきらめたもの。
この界隈はマンションラッシュ。
郊外にいた人たちの都心回帰を感じたりする。
それに加えてシニアの人にとってもファミレスは便利な場所。お年寄り同士のグループ客も案外目立つ。

そういうこともあってでしょうか…、タブレットのオーダー端末に「従業員に注文したい人」用に卓上ボタンが併設されるようになった。
ちょっとあったか。悪くない。

から好の唐揚げが一個単位でたのめるようになりました。
それに釜揚げしらすのミニご飯とほうれん草の鉄板焼、ドリンクバーをつけて小さなセットを作る。
お値段税込み956円というほどよき値段。

お店の中を配膳ロボットくんが行ったり来たり忙しい。すれ違ったり行列作って走ったり、なんだか未来のレストランをみているようでニッコリします。
隣に座ったボクちゃんが、配膳ロボットくんからピザを一生懸命取り出して、「完了」ボタン背伸びしながら押し、帰っていくロボくんに「さようなら」って手をふった。

生まれたときから回転寿司があった世代。
生まれたときからロボットが料理を運んでくれる世界にいる世代。
彼らにとっていいサービスとか、いいレストランって一体どういうものなんだろう…、ってしみじみ思う。
今のボクにはわからない。

さてボクの注文が10分ほどでやってくる。

それぞれ控えめ分量で、とは言え決して少なすぎるとは感じぬほどよいボリューム感。お仕着せセットでは必要のないものまで食べなきゃいけなくなっちゃうから、こういう組み合わせができる料理が揃っているのがありがたい。

から好の唐揚げは衣や皮がバリッとしていて肉はジューシー。

ニンニクのきいた醤油ベースのタレもおいしく、ガストの唐揚げとまるで違った専門店的味わいがオキニイリ。

ほうれん草の炒めたのはまぁ、こういうものでありましょう。

焼いたというより「加熱した」って感じがするのはしょうがない。
残念だったのはご飯の炊き加減。芯が残ってなのにべっとりした食感。ほうれん草と混ぜて食感、味わいかえてお腹におさめる。

トロピカルアイスティーのソーダ割りにオレンジファンタ、アイスエスプレッソとドリンクバーをフル稼働。お腹は満ちてトイレを借りる。

ハンドドライヤーが再稼働しておりました。

しかも「ハンドドライヤーと感染リスクの相関性は極めて低いと証明されてる」とエクスキューズが書かれてる。
それって最近わかったことなの?
ずっと使わず我慢していたのはなんだったの…、って不思議に思う。
コロナに関して政府が言ってたあれやこれやは果たしてどこまで正しかったのか。わからないまま騒動がうやむやになるなやましさ。


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