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吉野家でちょっとした絶望を味わう…。

どうにもこうにも牛丼を食べたくって吉野家にくる。

スゴくひさしぶりのこと。すき家に松屋、なか卯と牛丼チェーンはたくさんあるけど、ボクにとっての牛丼といえばやっぱり吉野家。
若い頃にはお世話になったチェーンです。
「うまい、安い、早い」ってキャッチフレーズ。
「やったね、パパ。明日はホームランだ」っていうテレビコマーシャル。
どこにでもあってお腹が空いたときに本当に便利でありがたいチェーンだった。

当時に比べて驚くほどにメニューが増えた。

牛丼のトッピングやバリエーション。すき焼き御膳に豚丼、牛のカルビ丼。カレーにハヤシライスに鰻に唐揚げ。朝食メニューにサイド商品と牛丼専門店というよりも牛丼もある定食屋みたいなメニュー。何を食べればいいのかすぐに決まらないほど、よく言えば充実している。悪く言えばとっちらかったメニュー構成。

牛丼のアタマの大盛りを注文しました。税込み635円。

ご飯は並盛、上具だけが大盛りというアタマ大盛り。それでもご飯とのバランスを考えるなら具は少なめかなぁ…。牛皿を一枚追加したくなる。

それに肉が随分かわった。

昔の肉も上等というわけじゃなかったけれど肉と脂のバランスがよく、噛むとおいしい脂がジュワッと滲み出してた。今の肉は硬くて味も素っ気もなくて、よく煮込まれた玉ねぎの方が肉よりずっとおいしい。これならねぎだく牛丼のアタマの大盛りをたのめばよかったって思いつつ、紅生姜をたっぷりのっけてなんとか食べる。

吉野家というビジネスモデルのことをメンバーサロン向けに書いてみました。題して「郷愁と絶望と憤りの吉野家」。シドニーポラックやミシェルルグランの映画の題名みたいです(笑)。


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