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優雅な空間で食すパニーニ、ホワイトフラット

今日はたっぷり歩いてやろうと皇居に向かって一直線。
新宿通りをひたすら歩く。
四谷の駅を越えまっすぐますぐ歩いていくと空気がちょっと明るくなるような感じがするのネ。眼の前には皇居の緑が見え隠れして、空がどんどん広くなってくる。
皇居からやんごとやき空気が流れ出してくるのでしょうネ…、背筋がしゃんとする感じ。
まもなく皇居のお堀というところに「バイロンベイ」の看板発見。

市ヶ谷に住んでた頃から好きなお店で、「Byron Bay Coffee Company」って表記ははじめてみたかな?
ただお店はどこにあるんだろう…、と見るとそこはオフィスビル。

グラスウォールの向こう側にエスプレッソバーのカウンターがあるようにも見え入ってみるとそこはオフィスの共用ロビー。デザインホテルのロビーのようでもあって客席として自由に使える。

長いカウンターの後ろにエスプレッソマシンやオーブン。
カウンターにはケーキやパンがおさまるガラスの箱。
箱の中にはバナナブレッドやクッキー。
サンドイッチが入ってて、ツナオニオンのパニーニがあるのを見つけてそれをたのんだ。

お供はホワイトフラット。
オーストラリアのコーヒー文化に敬意を評して選びます。
エスプレッソにスティームミルクをたっぷりくわえフォームミルクをふんわりのせて仕上げた飲み物。
ミルクの泡がきめ細やかであればあるほど上等なホワイトフラット。
泡がすぐにこわれてしまうからまずはパニーニを仕上げてくれて、それからプシュープシューってエスプレッソマシンが上記を噴き出していく。お待たせしましたと出来上がり。

薄くつぶれて仕上がったパニーニがちょっと独特。パンの表面に粉がふいてて小麦の焼けた香りがおいしい。

パリッとしてます。かなり硬くて分厚いバゲットの表面部分をかじった感じ。
ところが噛んでくうちにふっかりとしたパンの食感がよみがえり、そこにツナのマヨネーズあえとみじん切りにしたタマネギの味わい、食感が混じってく。

耳の奥でずっとパリパリした音が響き続けているのがなんともたのしくて、これオキニイリ。

ホワイトフラットはやっぱりおいしい。
ここのエスプレッソは甘くて苦味にコクがある。ミルクの甘みやうま味がひきたち喉越しなめらか。ビロードが喉を撫でるような肉感的な飲み心地。しばらくたつとエスプレッソの穴がミルクの泡にできてきてポッテリ重たくなっていくのもおゴチソウ。


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