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温泉紀行(砂むしで有名な指宿温泉:砂むし会館 砂楽)

日本百名山が一つ開聞岳に登りに行ったのだがその時に指宿温泉に投宿した。

なかなか鹿児島くんだりまで来ることもないので山に登るだけでなくこの地域の温泉も体験したいと考えたのだ。

指宿温泉までは最寄りの新幹線駅から鹿児島中央駅まで移動した後、列車で1時間ほどかかる。この日は天気も良く、車内の雰囲気や車窓を流れる風景など普段乗っている列車のものよりも幾分のんびりしたものに感じた。

指宿駅に着くと近くのラーメン屋で腹を満たしたあと(個人的にちょっとイマイチだった)、砂むし会館まで徒歩で向かってみることにした。指宿は温泉観光地のイメージを持っていたのである程度賑わったところを想像していたのだが、この日は平日だったこともあるのか街からマルッと人がいなくなったかのような静かさだった。民宿が多いように感じたが廃業され空き家になっているところも多かった。

ハワイアンな階段

砂むし会館に到着すると受付を済ませ早速砂むしを体験することにした。

専用の浴衣を着込んで屋外の砂むし体験エリアまで移動する。見た感じ屋根無しの青空エリアと屋根付エリアがあるようだがこの日は屋根付きエリアしか稼働していないようだった。青空エリアは体験できる季節などが決まっているのかもしれない。

屋根付きエリアに行くと場所を指定される。砂が髪につかないように頭をタオルで包んで仰向けになるとスコップでザッコザッコと砂をかけられる。

砂むしの体験時間はおよそ10分が目安とのことだ。

すぐに砂の熱と圧力で体中の血管がドクドクと脈打つようになる。これが思いの外ドクドクとなるので大丈夫か?と心配になるぐらいだ。

サウナと同じようなイメージを持っていたのだが体験してみるとだいぶ違うな、と思った。

衛生面はどうなのか気になる人も多いと思うが、使用場所をずらしながら定期的に約80度の温泉で消毒しているようなので心配しなくてもいいだろう。

砂むし体験が終わると砂を落としてから屋内の温泉にも入ることができる。

泉質は塩化物泉。温度が高いため加水あり。また循環併用なので砂むしのついでに入るぐらいと割り切った方がいいだろう。浴槽は広くサウナもあるので砂むしの後ゆっくりするのには良いかもしれない。

砂むし体験は他ではなかなかできないと思うので指宿で一度体験してみるのも良いだろう。

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