温泉紀行(日本一規模の大きい打たせ湯:筋湯温泉)
九重連山から下山後に向かったのが筋湯温泉。
今回は「旅館 かくおや」に投宿した。一人客でもリーズナブルに宿泊できる宿でありがたい。もちろん温泉も源泉掛け流しである。
旅館 かくおやでは、館内内湯の他に旅館から少し離れた場所に貸切で利用できるわいたの湯という2つの露天風呂と1つの内湯があり、今回は樽ん湯という丸い浴槽のある露天風呂を利用させてもらった。
旅館の受付で貸切にしたいお風呂を選び、そのお風呂がある建物の鍵を借りて利用する。貸切時間は概ね1時間となっている。
少しわかりにくい場所にあるのだが、場所の簡単な説明と簡易地図を持たせてもらえるので大丈夫だろう。
泉質はナトリウム塩化物泉で温度調整のために加水はされているが加温なしの源泉掛け流しだ。登山後の疲れた体を温泉でしっかり癒した。
翌朝、チェックアウトの前に日本一規模が大きい打たせ湯と言われている、うたせ大浴場に行ってみた。メダルを購入して入場する珍しいシステムだ。旅館でメダルがもらえたのでそれを使い入場する。
ここも泉質はナトリウム塩化物泉で加水あり加温なしの源泉掛け流しのようだ。
浴室に入ると正面の壁、約3mの高さから湯が何本も勢いよく落下し迫力の爆音を轟かしている。打たせ湯の飛沫で浴室は霧がかかったような状態で、そこに室内灯が反射してなかなか趣深い。
さっそく落下する湯に肩を当ててみる。
おぉ、これは効く。
高所から落下する贅沢な湯量はちゃんと圧力がありマッサージ効果も抜群だ。打たせ湯の手前側は座って肩まで浸かれる深さの浴槽となっているため、打たせ湯と入浴を交互に楽しむことができた。
筋湯温泉にはうたせ大浴場の他に「岩ん湯」と「薬師湯」という共同浴場がありそちらにも行ってみた。2つの浴場は日替わりで男湯と女湯の入れ替えが行われており、私が訪問した時は岩ん湯が男湯になっていた。
この岩ん湯、屋根のない露天風呂のような作りになっており浴槽の底は石が敷き詰められているのだが、湯の中で動いてみると大量の藻?のようなものがブワッと舞い上がってきた。金魚がいる水槽の中みたいな印象を持ってしまいすぐに上がってしまった。こちらは個人的にあまりおすすめしない。
筋湯温泉は九重連山へのアクセスも良いので登山やハイキングとセットで大迫力の打たせ湯も体験してみては如何だろうか?
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