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着物、チラリズムのすすめ

「チラリズムのすすめ。」

ご覧の着物、どちらも袖の振りから見える長襦袢の色が、チラリズムでおしゃれだが、グレーの着物の袖の振りから見える赤色は動きの中で見えるとドキッとする。


表地のシックなグレーにビビッドな赤の組み合わせがコントラストをきわ立てて、チラリズム効果となっている。


実際には、常に見えているわけではなく、時折動きに伴いチラッと見えるビビッドカラーは目を引く。

この場合、赤は効果的だがありふれている感は否めない。

自分らしいチラ見せカラーを見つけるのも着物の「思案の楽しみ」のひとつだ。


自分の個性を引き出すチラリズムは、上級者の着こなしだ。

お洒落に終わりなし。

着物デザイン教室(オンライン or オフライン)
https://www.jogan-kimono-design-school.com/

成願 義夫(ジョウガン ヨシオ)
和文化デザイン思考 講師 
伝統文様研究家
着物デザイナー
日本画家
●成願義夫 Jogan Yoshio プロフィール
株式会社京都デザインファクトリー代表取締役
伝統文様研究家、装飾画家、アートディレクター、着物デザイナー、グラフィックデザイナー、伝統産業商品開発アドバイザー

●代表作と最近の活躍
関西国際空港の初代ウエルカムボードのデザイン。
長野県善光寺の納骨堂の納骨壇の扉デザインの他、納骨堂のデザインは多数。
サッポロビールワインラベルなど、手がけたデザインは多数多岐に渡る。

●近況
2018年、秋、成願がデザインした金属製スマホケースが英国ウェールズ国立博物館に永久保管決定。
2018年、冬、和柄をテーマにした民放テレビ番組に解説者として出演。
2019年、春、ジョルジオアルマーニビューティー主催のイベント講師に招かれる。
2019年、夏、京都駅ビルのフォトスポット四箇所のデザインを手がける。
2019年、秋、京都高島屋のバイヤー向け『伝統文様勉強会』講師を務める。
2020年、埼玉県秩父市の招きで2日間に渡り講演会と伝統デザイン勉強会を開催。
2022年、NHKのテレビ番組『美の壷』に出演。

●近年はグラフィックデザイナー、壁面装飾画家、着物デザイナー、伝統文様研究家、伝統産業の商品開発アドバイザー、講演家として、テレビなどにも出演し、幅広く活躍中。  
著書は、和柄デザイン素材集を10冊以上執筆。総販売数は40万冊を突破。
また、著書の大人の塗り絵『和柄のヒーリングぬり絵ブック』(PHP研究所発行)は、累計6万5千冊を突破していまだにロングセラーを続けている。
成願の和柄デザイン素材集は日本中のデザイン事務所に、必ず1冊以上置かれていると言われている

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