マガジンのカバー画像

ラボラトリーABS_ノベル館

170
ミステリー小説を中心としたノベルレビュー
運営しているクリエイター

記事一覧

【ミステリーレビュー】六人の超音波科学者/森博嗣(2001)

六人の超音波科学者/森博嗣 瀬在丸紅子と阿漕荘の面々による森博嗣の"V"シリーズ第七弾。 内…

4

【ミステリーレビュー】名探偵のままでいて/小西マサテル(2023)

名探偵のままでいて/小西マサテル 放送作家として知られる小西マサテルの小説家としてのデビ…

魚がとれた
2週間前
2

【ミステリーレビュー】リピート/乾くるみ(2004)

リピート/乾くるみ タイムリープ+ミステリーの代表作とも言える、乾くるみによる青春ミステ…

魚がとれた
3週間前
6

【ミステリーレビュー】神のロジック―次は誰の番ですか?/西沢保彦(2021)

神のロジック―次は誰の番ですか?/西沢保彦 2003年に発表された「神のロジック 人間のマジッ…

魚がとれた
1か月前
1

【ミステリーレビュー】法月綸太郎の消息/法月綸太郎(2019)

法月綸太郎の消息/法月綸太郎 シリーズ第一作目から30周年、"法月綸太郎"シリーズとしては現…

魚がとれた
1か月前
4

【ミステリーレビュー】十角館の殺人(アフタヌーンKC)/綾辻行人、清原紘(2019)

十角館の殺人(アフタヌーンKC)/綾辻行人、清原紘 1987年に発表された綾辻行人の代表作「十…

魚がとれた
1か月前
2

【ミステリーレビュー】恋恋蓮歩の演習/森博嗣(2001)

恋恋蓮歩の演習/森博嗣 "V"シリーズ第六弾となる森博嗣の長編ミステリィ。 内容紹介 解説/感想(ネタバレなし) サブタイトルは、欺瞞の海という意味を持つ"A Sea of Deceits"。 海上に閉ざされた豪華客船の中で巻き起こる陰謀のぶつかり合いを、上手く表現していると言える。 これまでのシリーズ作品の中でも、特に前作「魔剣天翔」からの流れが重要になっているのが本作だろう。 保呂草への依頼者であった各務亜樹良が再登場。 その際にも事件の中心にあった関根朔太の作品

【ミステリーレビュー】変な家/雨穴(2021)

変な家/雨穴 映画版の公開も決定している、ウェブライター雨穴による不動産ミステリー。 内…

魚がとれた
2か月前
8

【ミステリーレビュー】ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人/東野圭吾(2020年)

ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人/東野圭吾 2024年に「ブラック・ショーマンと覚醒す…

魚がとれた
2か月前
6

【ミステリーレビュー】向日葵の咲かない夏/道尾秀介(2005)

向日葵の咲かない夏/道尾秀介 第6回本格ミステリ大賞候補となった道尾秀介の衝撃作。 内容紹…

魚がとれた
3か月前
4

【ミステリーレビュー】推理大戦/似鳥鶏(2021)

推理大戦/似鳥鶏 世界中の名探偵が「聖遺物」を賭けた推理バトルを展開する、似鳥鶏のミステ…

魚がとれた
3か月前
4

【ミステリーレビュー】准教授・高槻彰良の推察7 語りの底に眠るもの/澤村御影(2022…

准教授・高槻彰良の推察7 語りの底に眠るもの/澤村御影 高槻&尚哉の凸凹コンビによる民俗学…

魚がとれた
4か月前
3

【ミステリーレビュー】英国庭園の謎/有栖川有栖(1997)

英国庭園の謎/有栖川有栖 "作家アリス"における<国名シリーズ>の第四段。 あらすじ 資産…

魚がとれた
4か月前
7

【ミステリーレビュー】秋山善吉工務店/中山七里(2017)

秋山善吉工務店/中山七里 編集者の無茶振りを全部取り込んだという中山七里のホームドラマミステリー。 あらすじ ゲーム会社を辞め、無職となった父・史親の部屋からの出火で家と主を失った秋山家。 残された妻の景子、中学生の雅彦、小学生の太一の三人は、史親の実家に居候することになる。 昭和の頑固おやじを絵に書いたような祖父、秋山善吉を苦手としている雅彦に対して、すんなり祖父母の家に溶け込む太一であったが、やがて、学校でいじめの対象になってしまう。 同じころ、雅彦は紹介されたバイ