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酒米に神力使い「神の宿る酒造り」 能楽の祖、秦河勝にささげる日本酒「宿神」 赤穂・奥藤酒造で蔵出しへ


2023年3月26日(日)赤穂坂越の奥藤商事酒蔵で、伝統芸能の祖である秦河勝公に捧げる日本酒「 宿神」の蔵出しがされました。前日の25日(土)には、秦河勝公の墓所がある生島に渡り「宿神」の奉納をさせて頂きました。

酒米農家 鶴田拓哉氏

生島でお酒を神様に奉納した後、一人一人少しづつお酒を頂いた。
奉納の安堵と共に「美味しい」と思わず言葉が溢れた、
胸の辺りにカッと火が着くような刺激があった。

佐用町桜山の棚田に湧き出る天水で無化学肥料・自然栽培で育てた「神力」、米からお酒になるまで100%千種川のお水、手間暇かかる生酛仕込みで奥藤商事さんが美味しいお酒に醸して下さいました。「宿神」は他とは違う一本になったと思います。

「このお酒を誰が造ったかと言いますと、神様が造った」この言葉は奈良の三輪のお酒造りのお話しで出てくる言葉(セリフ)ですが、「宿神」も同じようなお酒であるとメンバー一同感じています。

蔵出しでは菅原真樹さんの祝詞からスタート、真樹さんは宿神の祭祀担当であり、宿神を引っ張っていってくれるスターナビゲーターになってくれている。宿神という船の船長のような人。

お田植え祭・翁奉納

写真が手元に無いのですが、かみごおり円心太鼓の皆様・笛の奏者松本学様・タブラ奏者の高巣大輔様にも音楽の奉納をして頂きました、様々な芸能を愛する皆様にも関わって頂けたこととても嬉しく思います。(写真だれか撮ってたら下さい)

かみごおり円心太鼓
大避神社にて上田敦史氏とお子様
山井綱雄さん 翁/謡 猩々/仕舞い

6月6日のお田植え祭のお米づくりから、能楽師の皆様に支えて頂き「宿神」は出来上がりました。金春流シテ方の山井綱雄様・小鼓方の上田敦史様・ワキ方の江崎欽次朗様には本当に助けられました。雲行き怪しかったですが、雨が上がり薪能ができました。綺麗なお月様も出て、猩々の舞も翁の謡も幻想的で幽玄な夜となりました。

菅原真樹さんと赤坂友昭さん 宿神クロストーク

今回、「銀鏡」の赤坂監督がゲストとして参加、スターナビゲーター菅原真樹さんと宿神についてクロストークして頂きました。銀鏡神楽に出てくる宿神のお面は秦河勝公が彫った面だという口伝が銀鏡にはあり、銀鏡との繋がりを強く感じたクロストークとなりました。(赤穂でも5月に「銀鏡」の映画上映を行いますのでよろしくお願いします)

デザインプロヂューサー 玉利康延氏
企画運営 坂本尚志(私)

玉利さんとのトークに小田陽介さん絡んで来てくれて楽しかったです、秦河勝は渡来人という話しになり、渡来人ってどこから来た人たちなのか、日本の伝統芸能もシルクロードを渡って来た文化でもあるなど、朝まで生テレビぐらいの勢いでやらないと収集つかない話しでモヤっと終了。また玉利さん呼んでどこかで会を開かないとです。

秦河勝という人物は、日本の成り立ちや文化を知る上でキーマンとなる人物だと私は思います。今回のお酒造りで、関心を持って頂ける方が増えれば嬉しいです。

そして、伝統芸能の素晴らしさに触れる切っ掛けの場となって行けたら嬉しいです。「宿神」の応援よろしくお願い致します!

※お酒の購入は奥藤商事HPのオンラインショップで購入することができます。
https://okutocorp.com

#日本酒 #大避神社  

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