発達障害と健常者の間でなされる取引 2022/05/30


・難しい問題だよな〜

・元ツイには共感する。実際、似たような内容を呟いたこともある。一方で、突っかかりを感じる部分もある。

・極端な事を言うと、「発達障害はギフテッドじゃない!ただ普通の人より出来ることが少ないだけなんです!だから気を遣って欲しいけど障害者扱いはしないで欲しい!」は絶対に受け入れられない主張だろう。

・そもそも何故世間は、発達障害をギフテッド扱いしたがるのだろう?

・これには2つの理由がある。いや、2種類の当事者がいると言った方が正確か。

・1人目は発達障害の親だ。残念ながら、世の中の大半の人は自分の子供が健常者の完全劣化版であると信じたくはない。信じられるほど、強くはない。

・そこで「この子は普通の能力が無い代わりに、何か特別な能力がある筈だ」という物語を作り上げる訳だ。

・正直、これに関しては無くなった方が良いと思う。親には酷な事を求めるが、早めに現実を見た方が良い。

・問題は2人目の当事者、健常者だ。

・発達障害からすれば周りの人には自分の事を理解してほしいと思うのは当たり前だが、健常者からすれば発達障害の事を理解して助けるのも一苦労だ。

・極一部の善人を除いて、誰かを助けたならばその見返りが欲しくなる。1回や2回なら無償で出来るが、例えばこれから5年間同じ部署のポンコツ同僚を見返りを求めずにカバーしろと言われて、あなたは出来るだろうか?

・となると、我々が健常者に見返りとして差し出せるものは何だろう?その1つとして健常者側から提案されているのが、ギフテッド的特殊能力なんだと思う。

・この取引を拒否するのは自由だ。だがその場合には何か代わりのものを差し出したり、健常者に助けて貰わなくても大丈夫なくらいに成長しなきゃいけない。

・仮に健常者に一方的に助けてもらうが何も差し出さない、差し出せないとするなら、厄介者扱いは避けられない。悲しいが、それが現実で仕方のない事だと私は思う。

・つまり現実的な選択肢としては

①ギフテッドとして特殊能力を発揮する

②周りからのサポートが無くてもいいくらいに特        性をコントロールする

③周りから厄介者扱いされる

辺りが妥当だろう。良い悪い、正しい間違ってるは別として、僕らは現実に適応しなきゃいけない。

・長くなってしまったな。この記事は何日もかけて書いてるため日記の更新も滞ってしまった。

・それじゃあ今日はこの辺で。

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