写真-2

灯台にあいにいく

自分でもよく覚えていないのだが

気がつけば灯台に魅せられていた

家々から離れたような辺境の岬で

日本古来のものとは思えない、白亜で、芸術的な塔が建っている

観光客もまばらで、波の音と夏の虫の鳴き声しか聞こえない

それだけで胸がざわつく


私自身、海が無い県で育っているので

余計に灯台が異国のものに見える


いざ、灯台を巡るとすると

有名な物でも離島にあったり、交通機関がなかったり、

なかなか辿りつけない

地図とにらめっこしたりで、一種の宝さがしのような気持ちである


生きているうちに、あとどれだけの灯台と出会えるだろうか







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