コモ

日々感じたことをつらつらと。 フォロバもさせて頂きます、よろしくお願いします。 本…

コモ

日々感じたことをつらつらと。 フォロバもさせて頂きます、よろしくお願いします。 本の感想は、Twitterや読書ブログ「comobooks」にも掲載しています。 https://www.comobooks.net/

マガジン

  • コモ読書録2021

    年間の読書録です。一度に二回読むのでペースは少なめです。Twitterの文字数に収めるようにしているので短文ですが、思うことがあれば長文も書きます。

  • コモエッセイ2022

    つれづれなるままに、コマネチ!

  • コモ映画録2022

    約週一のペースで見ています。

  • コモ映画録2021

  • コモ読書録2018

    年間50冊目標

最近の記事

  • 固定された記事

夏目漱石と半年ほど向き合った

近代文学に無関心な私が夏目漱石を読んだきっかけは些細な事からだった。 ある日、本屋でふと見かけた和風でとても華やかな表紙。 角川文庫が手ぬぐい屋さんとコラボしている「かまわぬブックカバー」だ。 コレクション欲に刺激され、勢いでコンプリートしてしまった私。 しかし、ただ本棚に飾っているだけなら宝の持ち腐れ。これを機会にじっくり半年かけて読んでみた。 すると漱石がいかに人間というものを捉えていたかひしひしと伝わってきた。 せっかくなのでこの経験を残しておきたいと思い、ここに漱石

    • 仕事に呼ばれていますか?

      ここのところずっと、自分の仕事について悩んでいる。 果たして今の職が、本当に自分にとっての「天職」なのだろうか。 「天職」。英語にすると「Calling」。 つまり、天職とは仕事自体から呼ばれていると感じるほど、本来は自分に合ったものであるということだ。 この世にはさまざまなジャンルの仕事がある。 自分に合った仕事かどうかはやってみないとわからないし、 ましてや終身雇用や年功序列がまだまだ根深い日本の仕事事情ならば、 若い時ならまだしも、それなりに年を重ねると簡単に転職

      • 自分を変えるか 環境を変えるか

        前々から気になっていた資格を取りたくて、先日、思い切って通信講座を申し込んだ。 「メンタルケア心理士」だ。 臨床心理士のような国家資格ではないものの、心理学やカウンセリングの基本的な教養や技法を学ぶことができる。 (そして一応履歴書にも書ける資格らしい、あくまで一応。) まだ受講して間もないが、今は入り口として人体の各臓器の働きや栄養素、夢のメカニズムについて学んでいる。 腰を据えて教科書で勉強するのは本当に久しぶりで刺激的だ。 この年になってやっぱり学ぶことは楽しいなぁと実

        • 村の奉仕作業で気づいた偉大な気づき

          連日猛暑が続く中、本日は実家の集落の奉仕作業へ。 長時間、炎天下の中での草刈り。 こういう時のために空調服を買っておいて助かった。 第一印象は「服に扇風機!?」という半信半疑な気持ちだった。 しかし着てみてビックリ。これが本当に涼しい。 体中を循環する風がなんとも気持ちいい。 ただやはり本日も35度越えの暑さ、なかなか辛かったが汗水流しながらなんとかやり通すことができた。 そして帰宅してひと段落し、ふと重大なあることに気づく。 今日のような炎天下での肉体労働と、 日々

        • 固定された記事

        夏目漱石と半年ほど向き合った

        マガジン

        • コモ読書録2021
          47本
        • コモエッセイ2022
          153本
        • コモ映画録2022
          14本
        • コモ映画録2021
          3本
        • コモ読書録2018
          38本

        記事

          "これから"が"これまで"を決める 「この星で生きる理由」感想

          心が洗われるような読後感。 久々に心を掴まれるような素晴らしい本に出会った。 理学博士であり、天文台も手掛けている佐治晴夫氏によるショートエッセイ集。雑誌に連載されていたものをまとめたものだ。 1話が2~3ページととても読みやすい。 物理学や数学の目線から私たちの日々の暮らしを捉え、まさにタイトル通り「この星で生きる理由」を模索していく。 どの話も素晴らしいのだが特に印象に残ったのは、この本で繰り返し語られている「私たちを形作る元素やエネルギーは138億年前のビッグバン、

          "これから"が"これまで"を決める 「この星で生きる理由」感想

          職場の空気に囚われないために

          最近ずっと思い悩んでいることで記事にもしていることだが、 仕事(ワーク)と生活(ライフ)について考えていると、 「オフの日」だとか「私生活」だとか 仕事中心の目線から見た単語が巷に溢れていることに驚愕する。 もちろん仕事をしなければ食べていけないし、 仕事にやりがいを見出して人生を捧げている人もいる。 ただし、仕事に生かされていると考えてはいけない。 趣味、家族との団らん、自然との戯れ。 幸福に生きるためには本来のプライベート(この言葉もおかしいけど)が人生の中心にならな

          職場の空気に囚われないために

          ワークとライフ。

          最近、仕事のストレスがすんごい。 持病持ちの私は心身共にストレスを抱えやすい体質で 不特定多数のお客さんと接客する仕事上、理不尽なクレームに頻繁に出会う。 今までなんとかやってきたが、この4月に転勤になって以来、対人関係で悩みっぱなしだ。 休みの日でさえ、クレーマー客のことが頭にちらつく。 上司は「気にすんな」と言う。 心の平穏を守るため、マインドフルネスや認知行動療法、メンタルケア等も勉強している。 それでもその対処法を上回るかの如く、クレーマーの顔が頭に浮かんでくる。

          ワークとライフ。

          よせては かえす

          noteの更新、いや、生活のなかで文章を書くこと自体久々になってしまった。 毎日続けようと意気込んだものの、それが1週間、1か月の間隔となり、気が付けば最終更新から5か月近く経っていた。 意気揚々と立ち上げたブログも、恥ずかしながら放置してしまっている。 元々飽き性だったけど、それが大人になって甚だしくなっている気がする。 あんなに大好きだったテレビゲームも近頃はクリアした試しがない。 それでも忘れた頃に「書きたい欲」は訪れる。 まるでよせてはかえす波のように。 思えば

          よせては かえす

          メメントモリを舐めちゃいけない

          突然だが、最近「自分の人生があと1年で終わる」と心に留めながら生きている。 もちろん、自殺願望があるわけでも、深刻な病気をかかえているわけでもない。 きっかけは1冊の本だった。 数多の患者を看取ってきたお医者さんによる人生論だ。 内容はどこまでも誠実だった。 そしてインパクトのあるタイトル。 この手のライフハックは続いたことがなかったが、気軽な気持ちで「自分の人生があと1年で終わるとしたら」と念頭に置いて生活してみる。 すると、不思議なことに毎日の"解像度"があがっ

          メメントモリを舐めちゃいけない

          遠くにまで想いを馳せて

          最近よく現実逃避について考える。 金曜の深夜、あとは寝るだけだけど、今から遠くへ車で旅に出ても誰も咎めない。 それでも面倒くささと、現実的な体の疲れがそれを押し留める。 毎週その衝動と諦めの繰り返しだ。 遥か遠くの私が行かなかった旅先。 そこでは、海や山があり、人々が生活している。 当たり前かもしれない。 しかし、それがたまにとても嘘のように思うことがある。 現実は、私の周りで起こることしか存在しないのではないか。 私の知らない、どこかの土地の、どこかの女性が毎夜使って

          遠くにまで想いを馳せて

          私は"私の意識"でしかない

          いつも通勤に使っている道。 たまに、ふと「こんなところに自販機あったっけ?」と思うことがある。 ぐっと集中すると見えてくる、いつもは気づかなかったもの。 個人商店の看板や、外壁の落書き、山の中腹の謎の建物。 それは、私が意識しなければ、知らなかったものたちだ。 つくづく、「私のすべては"私の意識"」だなと感じる。 ならば、私の意識の矛先次第で、人生をよりよいものにできる気もする。 どんなに辛いことがあっても、悲しいことがあっても、私の意識一つで負担を軽減すること

          私は"私の意識"でしかない

          この世に存在しなかった話

          気がつけば、異国の地にいた。 誰かと一緒だったのか、一人だったのかも覚えていない。 あたりはすっかり暗くなっていて、道の両脇に並んだ出店からは、香辛料の独特な匂いが漂っている。 どうやら、アジアのどこかの国のようだ。 民族衣装やエスニック料理、さまざまな夜店のテントが連なっている。 見ているだけで楽しいし、飛び交う異国の言葉にワクワクする。 そんな喧騒に溢れたエリアを跡にし、いつの間にか郊外の橋にさしかかっていた。 ふと夜空を見上げてみると、満天の星。 子どもの頃は天

          この世に存在しなかった話

          知らない路地に眩暈がした話

          先日、香川へ旅に出たときの話。 行き先は山の麓にある、有名なうどん屋さん。 ローカル線を乗り継ぎ、観光地でもないごく普通の駅で降りる。 お店まで徒歩20分の道のり。 何気ない住宅地を歩いていると、突如眩暈が襲ってきた。 寂れたお店の飲料の古い看板 原っぱにポツンと立つ石屋さん 地元の人でさえだれも見向きもしない、よくわからない石碑 そして夕暮れの匂い。 なんだか目に見える全てが愛しい。そして不思議と懐かしい。 懐かしすぎて、頭がクラクラしてきた。 以前、

          知らない路地に眩暈がした話

          人生の最優先は「〇〇心地」の良いもの

          最近読んだ本、「限りある時間の使い方」。 とっても今の自分に突き刺さる内容で、2周読んでしまった。 タイトル名からして、巷に溢れる時間整理術の本かなと思ったけど、 実際は全く違う、目からウロコな内容。 中身には詳しくは触れないが、 とてもかみ砕くと、「目標に向けて今という時間を浪費する」のではなく、「今という時間こそ大切にしよう」という趣旨だ。 (私の言葉だと陳腐に聞こえるけど、本書の内容はとても深いです。とてもおススメの本です。) 「今、ここに集中する」 心理学の本でも

          人生の最優先は「〇〇心地」の良いもの

          コモのこれから

          みなさんこんにちは、コモです。 いつも私の拙いnoteを見てくださってありがとうございます。 noteを再開して、はや9か月、色んな方たちと知り合うことができて本当に感謝の気持ちしかありません。 そんなみなさまにお知らせです。 私、コモは書評ブログ「comobooks(コモブックス)」を立ち上げることに決めました。 かと言いつつ、私は読書歴として輝かしいものを持っていません。 1冊の本を読むのに2週間はかかります。 (同じ本を2回読み返すことも理由の一つですが…) ともか

          コモのこれから

          ビタミン剤まで摂って働く意味

          今年の4月に他部署から入ってきた先輩。 何がスゴイって、もの凄く働く。 まず定時の30分前には会社に到着。 毎朝のお店の周りの掃除を欠かさない。 職場内ではそれなりの地位なのに、書類を綴じたり、率先して窓口で接客したり、下っ端の仕事もやる。 まるで私の仕事が無くなるほどの勢いだ。 そして退社時間も遅い。 私は毎日ほぼ定時に帰らせてもらっているが、どうやら先輩はかなりの時間、残って仕事をしているようだ。 まったく、とても私には出来ないほどの仕事量。 バイタリティが凄い。

          ビタミン剤まで摂って働く意味