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マーケティング担当のコスト意識

よく上司に、「マーケティングは自分の財布で考えるな!」と言われてました。これはマーケティングは時として「大きく攻めるときが来る」
そのときに自分の財布程度の予算感でいると
「攻めるべきときに攻め切れない」と言う意味なんですが・・・
もう一言必要だと思っていまして、

「攻めるときは大きく攻める」
ただ
「コスト意識は強く持つ」

かなと最近思っています。
今日はマーケ担当が持ったほうが良い「コスト意識」について3つのポイントでまとめてみたいと思います。

■LTVをちゃんと把握しているか?
皆さんご存知のLTV。LTVとは、Life Time Value(ライフ タイム バリュー)の略で、「顧客生涯価値」のことです。マーケティングを実行する前に、ここをしっかり把握する必要があります。なぜなら「投資対効果を正確に測るための重要な指標」になるからです。

仮に、一人のお客さまが年間50,000円購入してくれたとします。利益率を10%とした場合、5,000円が粗利となります。

この5,000円が一人の新しいお客さまを連れてくるマーケティングのCPA(Cost Per Action)となります。もちろん粗利ベースでのCPAなので、ここが最低ラインであり、5,000円以下をとことん目指すことが重要です。

この5,000円を大雑把見るのではなく、「キャンペーン単位」、「クリエイティブ単位」、「キーワード単位」で見ていく必要があります。媒体ごとに見るのは大変危険です。

■オフラインマーケティングでの「コスト意識」
マス等を使ったマーケティング手法はCPAが正確に測れないことや、そもそもダイレクトマーケティングではないので、上記で示したCPAで進めることが難しいと思います。

しかしだからと言って「コスト意識を持つ必要はない」ということではなく、何をもって成功とし、最終的にどこにもっていきたいか?をしっかり整理しておく必要があります。一度で完結するマーケティングはありません。TVCMもスポットでは一過性の認知で終わります、ポジションマップを整理して、自分たちがどこで頭角を現していくのか?そのためにどのようなストーリーで進んでいくのか?ここはとことん仲間の中で話すべきです。世界を目指す!でもいいですが、私的にまず「〇〇に課題(ニーズがある)横にいる友人の友人が使うサービスを目指す」くらいがサービスとしていいのかなと思っています。

このあたりのオフラインのマーケティングの指標については別途まとめたいと思います。

■特にダイレクトマーケティングは意識する
さて、「LTVを最も意識するべきなのは、ダイレクトマーケティング」です。個人的にダイレクトマーケティング担当の方々は戦友です。なぜなら数字ですべて見れてしまうので、成果がでていること、ででいないことがわかりやすいからです。そのため成果がでていないときは、よく上司から細かく叱咤激励をいただいたものです。結構辛い日々でしたが、感謝しています。

この施策は一年で回収できるのか?
1Biddingにこだわった運用こそダイレクトマーケティングの真骨頂です
我々はお客さま、そして仲間たちがつくってくれた予算を使って、事業を伸ばしているという意識と責任を常に持ち、楽しみながらやりきる。これができれば事業は着実に伸びていきます。

そしてもう一つ、ダイレクトマーケティングほど、すぐに結果がでる手法はありません。CMは考査が終わったらほぼ修正ができませんが、ダイレクトマーケティングは、その瞬間に広告修正と予算アロケーションができます。常に数字と向き合い、最適な予算配置とチューニングを進めていくことができます。大変な仕事ですが、私はこの手法が最も好きです。得意とも言えますがw

■まとめ
マーケティング担当がコスト意識を持つことは、事業が着実に成長することにつながります。マーケティングが上手くいっている企業は、経営者目線を強くもったマーケティング担当者がいることが多いです。私もそうありたいと思っていますし、そこを目指して事業理解とコミットをこれからもしていきます。

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