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181. ヴィレヴァンマガジン vol.110 2023年9月号 【フリーペーパー】

以前もご紹介しました、ヴィレッジヴァンガードさんが出しているフリーペーパー、ヴィレヴァンマガジン。

前回の記事でも言っていますがここ数年、駆け出し・新進気鋭のアイドルやバンド関係の記事の割合がずんずん増えている印象です。でも今号は珍しく大御所芸能人の記事が多く、読み応えがありました。

まず美川憲一さんのインタビュー、それから松崎しげるさんの見開きインタビュー。裏表紙はチキンラーメン65周年記念にちなんだ仕様になっており、何と言いますか「長寿の号」という感じ。

・美川憲一さん
来年デビュー60周年だそうです。おめでとうございます。
今回はヴィレヴァンコラボグッズ記念のインタビューということで、生い立ちや歌手人生などについて忌憚ないトークを展開されています。

「さそり座の女」の印象しかなかったのですが、2021年からyoutubeもされているそうで、バイタリティに溢れるその活躍ぶりにわたしの中のイメージががらっと変わりました。
“夢にこだわらず、あまり先のことは考えず、その時その時に柔軟に対応して今の自分を超えていく”というモットーは、まだわたしには到達できていないステージですが、心に残る言葉でした。
今度さそり座以外の楽曲も聴いてみよう。

・松崎しげるさん
このインタビューを読むまで、名前は知っているけれど詳しいことは何も知らない人でした。
こんなに色黒のプロだったとは……というのが正直な感想。さすがに顔くらいは知っていたのですが、思っていたよりさらに肌が黒い。黒すぎて9月6日は「松崎しげるの日」として認定されたのだとか。
そんなご自身のアピールポイントである「黒」を維持するために、毎日日光浴&日焼けマシーンで肌を焼いているそうです。そして驚きなのが、あんなに黒くてスキンケアもしてない(本人談)のに、シミとそばかすが1個しかない脅威の美肌の持ち主であること。読んでいて一体どういうこと!? と首を傾げてしまいましたが、天性の色黒の才能をお持ちの方のようです。

そして松崎さんも昨年デビュー50周年を迎えられたとのことで、おめでたい限りです。このインタビューで、とっても明るくて、言葉遣いが丁寧で、多くの人に愛されている人だということがよく分かったので、これからもぜひお元気に活躍されてほしいです。

・アントニオ猪木没後1年追悼記事
プロレスもさっぱり興味がないので、やっぱり名前しか知らない人なんですが、筆者のアントニオ猪木愛の伝わる記事でした。わたし的には特にアントニオ猪木さんがどうというわけではなく、亡くなってもファンがこうして折々に思い出し、記憶を心の支えにしながら生きていくのが素敵だなあ、と微笑ましく読みました。思われる側も冥利に尽きるだろうし、思う側も生涯の思い出になるような出来事を体験できたというのはかけがえのない宝物ですよね。


・裏表紙
インスタントラーメンのチキンラーメンが発売65周年ということで、裏表紙は一面ダークなひよこちゃんに染め上げられています。
このダークなひよこちゃんが地味にツボ。可愛いよりカッコいい、影のあるお顔や闇に光る目のデザインは、65年目に繰り出される新たなチキンラーメンを予感させます。


ヴィレヴァンマガジンは、実店舗同様、様々なジャンルの事柄がぎゅぎゅっと詰め込まれている中に、新しい発見があるのが醍醐味です。これからも幅広いカルチャーを紹介してくれるのが楽しみです。
最近本の紹介記事がない気がするので、そっちの方面もまたぜひ連載していただけたら嬉しいです……(小声)

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