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新監督 "内定" が発表された全日本バレーボールチーム(男子&女子)について思ってる事

皆さんこんにちは。


先日(10月14日)、日本バレーボール協会(JVA)さんから全日本男子バレーボールチーム、全日本女子バレーボールチームの新監督 "内定" の発表がありました。( "決定" ではなく『内定』と発表する理由が私にはイマイチ解らないのですが💧)


【日本バレーボール協会(JVA)さんの公式ウェブサイトより】


全日本男子チームの新監督に "内定" されたのは、2017年度からコーチを務められてるフィリップ・ブランさん。

《ブラン新監督のプロフィール(※PDF)》

全日本男子チームとしては、ゲーリー・サトウさん(2013年度の全日本男子チーム監督)に次いで歴代2人目となる外国人監督の就任(内定)となりました。


一方、全日本女子チームの新監督に "内定" されたのは、かつて2009年度から2016年度まで8期にわたり同チームの監督を務められていた眞鍋政義さん(現・ヴィクトリーナ姫路さん(V1女子)オーナー)が "再任" (内定)。

《眞鍋新監督のプロフィール(※PDF)》


 "東京2020" という【巨大スポーツイベント】を終え、この先この世の中がどういう方向性に向かっていくのかについて、スポーツという1ジャンルに留まらず様々なところで模索され検討されてると思います。

私自身も色々思うことがありますが、その「色々思うこと」を今回の投稿で一気に書こうとしても文章がまとまらずにシッチャカメッチャカになるだけなので、今回は日本のバレーボールの方向性について、

【全日本チーム(男子&女子)が
どういうチーム作りを
    進めていくだろう🤔】

という事に絞って、いちバレーボールfanとして思ってる事を書かせていただきます。


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全日本男子チームについては、ブラン新監督自身が既に2017年度から全日本チームにコーチとして携わっているので、目指すバレーボールのスタイルに急激な変更は無いだろうと思います。


世界視点での現代のバレーボール界は、バレーボールというスポーツ競技の《捉え方》が専ら男子では『万国共通』の傾向があるようです。

【攻&守 両面で組織的な闘い方・プレー表現を重視する】

▪️シンクロ(同時性)された複数による多方向から仕掛ける組織的な攻撃

▪️意図のある戦略的なサーブ

▪️連携のとれた組織的なブロック&レシーブ(トータルディフェンス)

▪️攻&守ともに《数的優位》の状況を作る

これらは現代の男子バレーボール界の至るところ、世界中のどのチームでも【基本的に身に付けてる】バレーボールスタイルだといわれてるようです。

世界中の、どのチームも
同じスタイルのバレーボール


そのような話しを見聞きして、いちバレーボールfanとして私は以前から「では、どのチームを応援するか、という【動機・きっかけ】は、どういうところから生まれるんだろう?」と不思議に思ってました。

私がバレーボールと共に応援しているサッカーの場合、「ブラジルのサッカーが好き」「イタリアのサッカーが好き」「スペインのサッカーが好き」「日本のサッカーが好き」というそれぞれの国のサッカースタイルにある特徴や "○○らしさ" に惹かれて応援するようになるという【動機・きっかけ】の傾向があるように感じてます。

万国共通で、どのチームも "闘い方のスタイルが同じ" である男子バレーボールの場合でも、応援するきっかけとして「ブラジルのバレーが好き」とか「イタリアのバレーが好き」とか「ポーランドのバレーが好き」「ロシアのバレーが好き」「日本のバレーが好き」という風になるのかどうか? 闘い方のスタイルが同じだとそのあたりはどうなのか、以前から私は関心があります。

それぞれの男子バレーボールチームが、何らかの "違い" を見せる(魅せる)とするならば、それは選手という【個】の違いという事になるのだろうか、という事も感じてます。
(少々話しが逸れてしまったかもしれません💦m(_ _)m💦)


全日本女子チームについてはどうでしょう。

Twitterでタイムラインを遡っていて、このような記事を拝見しました👇


【THE DIGESTさん】


貫く『日本独自のスタイル』



(※文中より引用)
……高さやパワーで劣る日本は独自のスタイルを貫いた。守備力やサーブに関しては世界トップクラスであるのは間違いないが、いまだトスの速さにこだわるスタイル……


女子のバレーボール界は、闘い方のスタイルやバレーボールという競技の捉え方については現代でも男子のバレーボール界ほど【万国共通】ではないように私は感じてます。チームスポーツですから闘い方の姿勢として日本では『全員バレー』というフレーズが使われたりしてますが、それは現代の男子バレーで一層顕著になった【組織化】【システム化】とは別のモノだと私は思ってます。

そのような中でも、"男子化" という言葉を用い、先述した万国共通でシステム化された現代の男子バレーボール界に倣い志向している女子チームは有るようですし、その一方では、違う視点でバレーボールという競技を捉え "独自のスタイル" を進めている女子チームも有ると私は思ってます。先のオリンピック決勝で対戦したアメリカチームとブラジルチームの2チームだけを見ても同じバレーボールのスタイルではなかったと思います。なので【独自のスタイル】でバレーボールという競技を捉えてる女子チームというのは決して日本だけではないのではないか、とも私は思ってます。

先の大会での全日本女子チームへの評価としては、グループリーグでの敗退という事で批判的な意見が多いです。それら批判的意見の内容としては、

▪️チームが志向していたバレーボールスタイルへの疑問

▪️登録メンバーの選考への疑問

▪️試合で起用するメンバーの固定化への疑問

といった事に集中していたと思います。


私は "独自のスタイル" を志向(思考)する事自体に問題があるとは思いません。問われるべきは、その独自性の【中身】だと思います。


前任の中田久美さんが率いていた全日本女子バレーボールチームの《独自のスタイル》が何故上手くいかなかったのか。それはその中身が、

理に適ってなかった


からだと私は思ってます。それは既に他の方々からも指摘されてる【速さ・スピードを重視】しすぎたあまりの、

《低く直線的な軌道のレセプション(サーブレシーブ)》
《低く直線的な軌道のセット(トス)》

に集約されてると思います。


かつて中田さんが2012年度から4シーズン指揮された久光製薬スプリングス(現・久光スプリングスさん:V1女子)は、Vリーグをはじめ日本国内の大会で数多くのタイトルを獲得しましたが、その時のチームも速さ・スピード重視の "低く直線的な軌道のレセプション" であり、"低く直線的な軌道のセット" を駆使したバレーボールスタイルでした。

当時私はパイオニアレッドウィングス(※2014年解散)を応援していて、レッドウィングスが志向していたバレーボールスタイルは久光製薬スプリングスさんとは全く異なったものでした。宮下直樹さんが監督をされてた当時のレッドウィングスのバレーボールスタイルが好きで支持していた私は、それとは異なる中田久美さん率いる久光製薬スプリングスさんのバレーボールスタイルを「理に適ってない」と当時から思ってました。しかし、久光製薬スプリングスさんは毎年リーグ戦で上位の結果を残しました。一方レッドウィングスは『理に適ってる』スタイルのバレーボールを志向しながら毎年リーグ戦では下位でした。入替戦(チャレンジマッチ)行きも経験しました。


当時、中田さんがナショナルチームの監督に就任された事を疑問視していた方は全体的にみれば少数だったと思います。大多数の方は、Vチームの監督として日本国内で数多くの "結果を残した" 実績を評価し、就任を支持・歓迎したと思います。
(またもや話しが逸れてしまったかもしれません💦m(_ _)m💦)


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そして、現時点・2021年の日本の女子バレーボール。10月15日(金)からは、いよいよ今シーズンのV.LEAGUEがV1男子、V1女子を皮切りに開幕しました。(※私が応援しているプレステージ・インターナショナルアランマーレ(アランマーレ山形)が属するV2女子は、2週間後の10月30日(土)に開幕です)

各チーム、各選手は、今シーズンのリーグ戦でどのようなバレーボールを魅せてくれるでしょう。

眞鍋政義さんが前回全日本女子チームの監督に就任された初年度の当時、チーム内で志向していたネットディフェンス(ブロック)はバンチシフトからのリードブロックだったそうです。

しかしその後、私が記憶してる限りでは眞鍋監督率いる当時の全日本女子チームからはバンチリードブロックを戦術の1つとして継続しているという話しを見聞きしなくなりました。どうしてだったのでしょう? 当時の選手達に浸透しなかったのでしょうか?🤔

眞鍋さんの『再任』については、「ロンドンオリンピックでメダル🥉を取った時の監督だから」「次のオリンピックまで時間がないから」というのが再任を支持する理由の殆どのようです。次のオリンピックの前には、来年世界選手権が控えてます。(以前にも投稿しましたが、私は世界選手権という大会の価値が今よりもっと高くなってほしいと思ってます)


(支持する・しないは別にして私がつぶやいた事👇)


アランマーレ山形というV2女子の応援に絞っている私なので、別のディヴィジョンであるV1女子の【今】については殆ど解っておらず、配信のアーカイブを時々チラ見する程度なんですが、全日本女子チームの監督に再任された眞鍋政義さんがどのようなチーム作りを行うのか。標榜するバレーボールスタイルはどうなるか。いちバレーボールfanとしては関心があります。


現時点でのV1女子の各チームさんで、現代の男子バレーに倣い、攻&守両面で組織性を【完備】してるチームさんは未だ無いと思います。


リードブロックは採り入れてるけど、
  シンクロ攻撃は採り入れてないチーム。

逆に、

シンクロ攻撃は採り入れてるけど、
リードブロックは採り入れてないチーム。


なので、眞鍋 "再任" 監督による全日本女子バレーボールチームのメンバー選考は、

▪️リードブロックを採り入れてるチーム

▪️シンクロ攻撃を採り入れてるチーム

更に加えて、

▪️攻&守 両面で【組織的】にハードワークを実践してるチーム

を重視し、それぞれから各数名の選手を選出するのではないか、と私は予想してます。


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『どの選手が選ばれるか』という事に関心を持たれてるバレーボールfanの方には、会場で足を運ばれたり配信を視聴されたりする場合に各チームのバレーボールスタイルにぜひ注目していただきたいと、V2女子チームfanの私は思ってます。

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