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#51 原酒の今後の展望について

今回の問題

原酒の今後の展望について述べよ。

自分の回答

200字回答

原酒は、上槽後の加水調整を全く行わないか、アルコール分1%未満の範囲で加水を行った酒に表示できる。醪を搾った状態の酒はアルコール分が20%前後になるが、加水を行なって15〜16%程度に調整することが多い。度数の高い無ろ過生原酒や、加水することなく原酒でアルコール分15〜16%となるように設計された酒もある。オン・ザ・ロックスで楽しむこともでき、多様な味わい方が広がってきている。(190字)

回答の要素

原酒について
上槽後の加水調整(割り水)を行わないか、アルコール分1%未満のみ加水している酒。
「清酒の製法品質表示基準」に定められている。
醪を搾った状態の酒はアルコール分20%前後になるため、加水を行なって15〜16%程度に調整することが多い。

原酒の今後の展望
無ろ過生原酒の流行りもあり、原酒は市民権を得てきている。
加水をすることなく、最初からアルコール分15〜16%で原酒となるように設計している蔵もある。
オン・ザ・ロックスなど多様な楽しみ方も広がってきている。

回答の構成

・上槽後、加水調整なし/1%未満
・アルコール分20%→15~16%程度へ調整
・無ろ過生原酒、15~16%原酒
・オン・ザ・ロックス

回答の補足

ニュータイヨウチョウ(太洋潮)というお酒がある。アルコール度数24度なので、清酒ではない (したがって「清酒の製法品質表示基準」の原酒でもない)。常温で飲んだが、シェリー酒のような感じがする、うまい。ロックにしてもうまい、アイスクリームにかけてもうまい。こういう高アルコールの楽しみ方は面白い。

無ろ過生原酒ブームの先駆けは福島県「飛露喜」らしい。生酒の流通は冷蔵保存を徹底しないといけないので、かなり気を遣う。その努力のおかげで、今日もフレッシュでパンチが強い無ろ過生原酒が楽しめる。

他の回答

先人たちの回答

「原酒」は上槽後に加水調整を行わないか、もしくはアルコール分1%未満の範囲で加水調整を行う日本酒である。日本酒はもともとアルコール度数が20%ほどと高いので、「割り水」で15〜16%程度に調整することが一般的だ。しかし、昨今のブーム、特に「無濾過生原酒」ブームを経て、販売機会が増えた。味わう時はストレートだけでなく、オン・ザ・ロックスや好みの濃度に加水する楽しみ方ができる。
※お題は「原酒について述べよ」

すしログさん
https://sushi-blog.com/sakelog/sake-diploma-essay/

参考文献

J.S.A SAKE DIPLOMA 教本(Third Edition)p. 094
たのしいお酒.jp, 「飛露喜(ひろき)」は無ろ過生原酒という新潮流を生んだ日本酒! 味わいや特徴、おすすめ商品を紹介, 2023年3月24日, 閲覧2023年9月20日

※ 引用時に出典URLを明記したものは省きました。
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