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#60 無ろ過について

今回の問題

無ろ過について述べよ。

自分の回答

200字回答

無ろ過とは、滓引き後のろ過を行っていないことである。酒税法上の明確な定義はなく、「一切のろ過をしないこと」から、「不要な固形物を取り除く粗いフィルターだけは行う」「活性炭ろ過はしない」など、製造者によって使われ方が異なる。近年は無ろ過の酒が人気で、ろ過を軽めに抑えて色が残る酒も増えた。無ろ過の酒は、搾ったままの爽やかさや旨味の濃さが魅力。(170字)

回答の要素

無ろ過について
酒税法上の明確な定義はなく、一切のろ過をしないことから、「不要な固形物を取り除く粗いフィルターだけは行う」「活性炭ろ過はしない」など、製造者によって使われ方が異なる。
近年は無ろ過の酒が人気で、ろ過を軽めに抑えて色が残る酒も増えた。
無ろ過の酒は、搾ったままの爽やかさや旨味の濃さが魅力。

ろ過について
滓引き後に、ろ紙フィルターを装着したろ過機に酒を通す方法が一般的。
メンブレンフィルターや中空糸膜を用いた精密ろ過機も登場している。
ろ過した酒は、飲み口がスムーズですっきりとした味わいが特徴。

活性炭ろ過について
粉末状の活性炭を酒のタンクに直接入れて、余分な雑味や色みを吸着させてから、ろ過器に通す方法。
「炭素ろ過」とも呼ばれる。
色調は無色透明に近づき、雑味も取り除かれてきれいな味わいになりやすいが、酒の風味もある程度取り除かれてしまう。

回答の構成

・滓引き後のろ過を行っていない
・酒税法上の明確な定義はない
・一切のろ過なし、不要な固形物を取り除く粗いフィルターだけ、活性炭ろ過なし
・近年の人気、ろ過を軽めに抑えて色が残る酒も増えた
・搾ったままの爽やかさや旨味の濃さ

他の回答

先人たちの回答

なし

参考文献

J.S.A SAKE DIPLOMA 教本(Third Edition)p. 95,96

※ 引用時に出典URLを明記したものは省きました。
※ 内容に間違いがある場合があります。ご指摘いただけると幸いです。

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