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今年の花粉症、キツイんじゃね?という人向けの話。

こんばんは、上田です。

本日は、花粉症の人たちにとって、ちょっとは楽になるかもしれないお話。

コロナ禍で、花粉症の症状が軽い?

「なんか、今年はいつもより花粉症の症状が遅れてきます」
「今年は、花粉症の症状が例年より楽になってる気がします」

職業がら、周りの友人や患者さんと花粉症や健康について話す機会が多いのですが、今年は特に、上記のようなお話を花粉症の人から聞くことが多いように感じます。

これは、ここ数年のコロナ禍でマスクをする機会が増えたことで、単純に花粉に曝露される量が減ったことも一因ではないかなと感じています。
※暴露=さらされる、という意味

実際は何が原因なのかはわからないのですが、明らかに症状が例年より軽い、という方の割合が多いように感じます。

いやいや、今年の方が花粉症の症状がひどいよ!

その一方で、むしろ例年よりも花粉症の症状がひどい、と訴える人々もいます。

最初、例年よりも軽い人もいればひどくなる人もいるのは普通のことなので気に留めていなかったのですが、とある患者さんとの会話の時に、

「いつもより症状ひどいし、今年は体がかゆくなることもある」

という言葉を聞いたときに「あれ?」って思ったんです。

「お布団に入ったり、シャワー浴びたりして体があったまった時に、かゆくなったりしますか?」

と、乾燥肌に特徴的なかゆみについて聞いたところ、

「あったまったら痒くなります」

という回答が。

今年たまたまなのかわからないのですが、明らかに乾燥肌の場合は、スキンケアをすることで楽になるかもしれないと思い、スキンケアを提案したんです。

どういうことか。

お肌の表面は、バリアで守られている

一般的に、皮膚の表面は地層のような層構造になっています。

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                    出典:ノエビアプレスリリース

この、お肌のバリア機能が乱れると、外からの刺激に敏感になってしまいます。

また、この状態だと花粉症の方の場合、花粉が皮膚上でアレルギー反応を起こすことで、花粉皮膚炎をおこしやすくなります。

参考:ひまわり医院HP
花粉による肌あれ「花粉皮膚炎」について解説【症状・対策・予防】
https://soujinkai.or.jp/himawariNaiHifu/pollen-dermatitis/

ひどい症状の時はまず受診

症状がひどいときは、まず皮膚科もしくは皮膚症状に明るいクリニック・病院で診察を受けることをオススメします。

皮膚症状は、見た目が似たようなものでも、
「以前と同じ症状だから」
と、前回受診したときの塗り薬を塗ったら、逆に症状が悪化した

ということが少なくありません。

なので、調子が悪いときはまず受診をしてください。

ある程度落ち着いてるけど、かゆい時は

冒頭で話していた花粉症の患者さんのように、見た感じの皮膚は問題ないけど、体があったまった時に痒くなるという方は、ぜひスキンケアをしてみてください。

保湿を目的とした塗り薬や、普段から使っている化粧水やボディローションなどを、気持ち多めにつけることがオススメです。

さらに、体の中から改善するならぜひとも腸活とプロテイン摂取!

僕は18年前に花粉症を卒業してから今も全く悩んでいないのですが、
スキンケアと腸活とプロテイン摂取は今も継続しています。

ちょっとでも、花粉症に悩んでる人の参考になればと思います。


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