酒と飯の日々

場当たり的に作る体当たり調理の記録

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    実録!日々の酒と飯。その時期に何を安く手に入れ、どう料理したかがわかるよう細かくタグをつけています。

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    その月々の旬の食材を使った料理のレシピや、飲食店、美味しいものや土産ものガイドを含みます

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    配偶者の飲食店で出している酒を盗み飲みつつ自腹で好みの酒を買っています。購買記録ですが自分の好きな酒しか記録しません。

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    過去の調べ物や記事の保管庫。結構な量の本から引用しているので有用な情報もあるかと思います。

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おべんとうばこのうたべんとう

    • やっと「ちからカラスミ」にありつく

      香川名物に「鰆のカラスミ」があるという。なんでもカラスミはボラだけではなく様々な魚卵から作られていたようで鰆のそれに関しては香川県が有名だったようだ。二軒ほど生産者があったようだが今は見つける事ができない。 毎年、春になると安くて新鮮な魚卵が売られるのを見ては何とかならないものか・・・と考えあぐねていたがそうか、カラスミだったかかと今年気がついた。 今までそれほどカラスミに興味を注いで来なかった半生だが、今年どこからか「餅にかけると旨い」と耳にし、試したところこれがめっぽ

      • 翌朝の鰹のたたき

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          豊かな煮物

          実家の畑でとったフキは佃煮にしたかったのに父が皮を剥いてしまい 煮物にするしかなくなった。皮が口に残るのが嫌だろうとなんだろうと 佃煮用のフキの皮は剥かないものなのだ。以上。 友人が摘んでくれたコゴミ、別名クサソテツという事を知るが「クサソテツの天ぷら」とか「クサソテツのおひたし」とか、聞いた感じ耳にゴツいよなぁ。ここはやはりコゴミでいいだろう。以上。 自分で茹でた竹の子は、またもヌカを一緒に買い忘れてしまい 丸腰で茹でたもののアクが無くて全くツイていた。 ゲリラ豪雨の

          若竹ラーメン(過去記事)

          仕事の合間の雑な食事にも季節感を持たせたい。 というのは全くの嘘で、たまたま冷蔵庫にあった具を乗せたらこうなった。 そこで木の芽を乗せて若竹ラーメンとこじつけてみたが、 立ち上る麺臭と山椒の鮮烈な香気の相性が抜群に悪く、 撮影のあと木の芽は即除去。そして廃棄する。 「いいね!」の為なら人の靴の裏すら舐める。 そんな根性が自分の中にもあるかもしれない。 シンクに散らばった木の芽を眺めながらそう思い知る。 そんな欺瞞や認知症・・・じゃなかった・・・なんだったか・・・ そうだ

          若竹ラーメン(過去記事)

          焼き竹の子を白湯でいただく朝

          竹の子を買えばヌカなんて只で付いてきたものだけど、近年はすっかり別売りになっておりつくづく世知辛い世の中になったものだと思う。よって1シーズンの初回茹ではヌカを買い忘れてしまい丸腰状態で茹でる不本意な流れになり、結果アクで舌がビリビリする竹の子を味わうハメになるが、それも風物詩の一つとして前向きに捉えたい。 茹で上がった竹の子は、先端部分の姫皮を温存しながら皮を剥くので写真のようなユニコーン状の茹で竹の子になる。インスタ映えしないがこのツノ部分は柔らかく汁ものの具などに使え

          焼き竹の子を白湯でいただく朝

          私の鯵

          https://www.youtube.com/watch?v=dP6IlQnf4zY 大阪の農業高校で行われている「命の授業」についてのドキュメンタリーを見ていた。 合鴨農法用に鴨を雛から育て、成長したら生徒自らの手で屠畜し、その肉を料理して他人にふるまうまでの授業だ。 鴨の雛は初めて見た動くものを親と認識する。自分の後をトコトコついて来る鴨は愛らしいが行く末を知っているから名前は付けない、とインタビューに答えている生徒がいた。自分も同じ理由で名前を付けたりはしないだ

          あげ潮(静岡・まるたや菓子店)

          いかにも普段着の菓子だけど癖になる味の「あげ潮」だ。 クックパッドで「コーンフレークを使ったお菓子」で調べればすぐにレシピが出てきそうな、そんなお菓子だけども素人ではきっとこんなに美味しくは出来ないのだろうな。プロならではのコツがありそうだ。 なんの気無しにクックパッドを調べたら、ちょっと惜しいものが・・・ あいさとみさんのあげ潮、少し焦げているな・・・・と少しニヤニヤとしながらも、家で作るとたくさん食べられて経済的だしねぇ頑張れ・・・と同志を見守るような気でレシピを観察

          あげ潮(静岡・まるたや菓子店)

          手打ち蕎麦を混ぜそばに

          手打ち蕎麦を混ぜそばに

          マイ干物にユア醤油を

          2年ほど前のことだろうか。母の料理を一口食べてあれ?と思った。 どうにも塩味が薄いのだ。いつも的確な味付けで刺してくる手練れの母にしては珍しいことだった。 しかしあれからずっと母の料理の塩味は薄いままだ。

          マイ干物にユア醤油を

          今日のフレッシュな朝飯

          実家近くの魚スーパーで格安だったコウイカと、配偶者が「おどや」(千葉のご当地スーパー)で買ってきたタイとヒラメ(たぶん格安)。昨晩のうちに昆布〆にしてもらったこれらで朝食だ。 配偶者は海鮮丼と潮汁で。自分は刺身の盛り合わせにして日本酒(群馬牧野酒造:大盃)を。 最近朝食の米飯代わりに日本酒をグビリとやるのが癖になってしまったが 今のところさしたる問題はないので問題ないのだろう。 庭に生えていた雑草をあしらうと目の覚めるような春の匂い・・・というか 草の匂いがたちこめ、結

          今日のフレッシュな朝飯

          LIKE A ROLLING 干し太郎

          出所不明なギアがひしめく我が実家だが、 近年大幅に断捨離が進んでいるらしく なかば諦めていたところ、奇跡的にあの品が現存していたのだ。 あの「干し太郎」が・・・・

          LIKE A ROLLING 干し太郎

          悦凱陣 興 うすにごり生 純米吟醸(香川・丸尾本店)

          毎週金曜日、必ず来る常連客がいる。 同い年くらいだろうか。律儀なお客さんで、金曜日、彼お気に入りのカウンター隅の席には他のお客さんを入れないようにしている事に気付いているのだろう。来店の無い金曜日は「今日は来れません」と連絡が入る。そんなお客さんだ。 東京に「べったら市」なんてホットな市が立つのもそのお客さんに教えてもらったし、数年にわたりべったら漬けを比較した結果、これだと思ったべったら漬けをお土産に持ってきてくれたりする。

          悦凱陣 興 うすにごり生 純米吟醸(香川・丸尾本店)

          【来週絶対】鰆の卵【カラスミにしてやる】

          スーパーで売っているマダラやシャケのナマ魚卵。数回買ったものの生臭かったりグロかったりで扱いが今ひとつわからない食品だった。配偶者に至っては怒張感みなぎるビジュアルを目にしただけでその場を立ち去る勢いだ。 家庭導入にはややハードルが高いか。 昨日行った吉池では珍しく「鰆の卵」なんてのが売っていた。む・・・鰆か・・・。毎月15日は報酬が振り込まれる日なので気が大きくなっていたのだろう。ちょうど粕漬け用に鰆の切り身をカートに入れていたので、ついでに卵のパックも入れてしまった。一

          【来週絶対】鰆の卵【カラスミにしてやる】

          平和的に干物を作る(過去記事)

          遠い昔、母がどこからともなく面妖な機械を入手してきた。 それは一見普通の物干のようなのだが、フック下部分にモーターが搭載されておりスイッチを入れると物干部分が高速で回転するという干物作りに特化した機械だった。 基本的には赤ちゃんの頭上に設置されるあの回転体と同じ構造といっていい。 この電動魚干し機は、高速回転する事で数倍早く魚を乾燥させる事ができる上見た目おっかないので猫やカラス、ハエなどの天敵も近づく事をためらうという母にとっては正に夢のようなギアだった。 商品が到着し

          平和的に干物を作る(過去記事)