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キャラクター込み風景イラストの構図を考える

こんにちは。さけハラスです。
今回はキャラクターを加えた風景イラストの構図の考え方について、紹介していきたいと思います。

■キャラクターを加えることによる効果

キャラクターを加えることによって、作品をどう鑑賞したら良いのか見方を整理する効果もあります。逆に解釈の幅を狭めてしまうことになるので、何を伝えたいかによって使い分けると良いのかなと思います。

キャラクターを加える際、2枚目の×の例のように背景との関連性が薄いものを置いてしまった場合、ちぐはぐしてしまい鑑賞者に余計な混乱を生みかねないので注意が必要です。


キャラクターの配置に悩んだ際に使える構図です。
『〇×でわかる風景作画』という書籍のコンセプトに沿った解説のため、便宜上日の丸構図(画面真ん中にキャラクターを置いたもの)を×としていますが、神聖であったり意味深な雰囲気を出すことも出来るので個人的に好きな構図だったりします。
ただ、”あえてそうしている”と受け手にわかるような絵にするのは難易度が高いので、困ったときは中央に配置するより3分割やレイルマン比率を試すのも良いかなと思います。

あくまでキャラクターに注視させたい場合ですが、リーディングライン等を活用して視線の向かう先にキャラクターを配置すると良いと思います。
背景が主役の場合はキャラクターに目が行き過ぎてしまうので、あえてリーディングラインから外す場合もあります。


今回も拙著『〇×でわかる風景作画』から内容を取り上げさせて頂きました。

良ければまた次回以降も見て頂けると嬉しいです。
ありがとうございました。

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