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災害ボランティアのお仕事について私見

昨日、石川県能登地方を震源として発生した地震は時間が経つにつれ、甚大な被害が判明してきました。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。遠方からは各種募金への寄付や石川県産品の購入で応援させていただきます。

個人的に、阪神淡路地震や東日本地震でボランティアや現地への支援物資搬入の経験があり、仕事で防災に関わる業務を経験しています。

現地はおそらく、行政や警察、消防、自衛隊が人命救助を行っていたり、食糧、飲料水等の支援物資を搬入したり、社会福祉協議会などが被災者ケアに当たっていたりすることでしょう。現状、関係諸団体が被災地対応に追われており、1月2日現在、個人として対応できることはないのが現状です。

従事した避難所訓練時の様子

避難所運営はおそらく始まり、現地の地域コミュニティを中心に当面の安全や飲食を確保する場所が営まれていることでしょう。

今後、行政や社協による受け入れ態勢が整うと災害救助ボランティアの受け入れが始まると思われます。現状、受け入れ態勢は整っていないと考えられます。各行政機関から案内があるまで待機する必要があります。

各種経験から以下のような業務が発生すると考えられます。災害ボランティア受付本部で求人がなされ、本部を訪れた個人が従事したい業務を受付に申し込むことになると思われます。指示を受けて従事する業務がほとんどになります。

  • 津波により土砂が堆積している箇所での土砂除去

  • 被災宅地における清掃作業補助

  • 各地から寄せられる物資の仕分け

  • 外国人被災者の意思疎通を援助する通訳

どちらかというと人足が必要な肉体労働、人手を大量に必要とする業務になってきます。その他医療関係の仕事は各地医師会が手配を進め、子ども関係は普段面倒を見ている教員や保育士等の対応になるため(そうでないと子どもは不安を覚えます。)、外来者の出番は少ないと思われます。言語などの特殊能力を活かす業務も少しはあるでしょう。

時間があるのなら従事してみたい気持ちもありますが、あくまで被災者の復旧に支障にならないようにしたいと思います。

いずれにしても行政機関からの案内をしばし待つ状況には違いありません。


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