見出し画像

国産のギターについて

まず初めに。

ここ10年程 機会が有ればどこかで書きたいと思っていた事で、この記事を書くには「叩かれる覚悟」も必要だと思っていましたし、今も尚「叩かれても仕方ない」と思っています。

ギターを弾き始めて今年で32年目。
今まで購入したギターは50本程。

その中でも国産のギターは極めて少なく、1割くらいだと思います。

音や造りは二の次にして兎に角 様々なカラーや形のギターを使ってきました。

その為、安いものばかりを購入してきた日々でした。

そんなある日、ふと思ったのが「国産ギターについて」。

2000年代の認識では3つに区分する事が出来…
1.中国や韓国等で造られるお手頃なギター。
2.造りがしっかりしている国産のギター。
3.アメリカで造られる高級ギター。

2010年代になると…
1.にフィリピン等 他の生産国が加わり、
2.は、アメリカ産と同等の材やパーツを使った
国産の高級ギターが増えていき、
3.は変わらず。といった印象。

そこで気になった事が(ここからが本題)
「日本の若手の職人さんって育ってる?」です。

コストを抑える為に海外で造られるお手頃なギター。
よく「ライン作業的な感じでパートの人が組み上げてるだけのギター」という言葉を目にします。

1980年代にギターを造っていた日本の職人さんの技術が素晴らしい事は理解しています。
でも今の20~40代の職人さんって、海外でお手頃なギターを造ってもらっている間に修行出来ていたんですか?
「日本人は技術力が高い」とは言っても数をこなさなければ技術力は上がらないと思っています。
名前は伏せますが、Bというギターブランドには若手育成の為のブースが在り、そこで造られたものはパーツの価格も抑えられていて そこが販売価格にも反映されています。

例えるなら、
販売価格 1~10万円のものは海外産のお手頃なギター。
販売価格 16万円以上のものは日本のマスタービルダーが造ったギター。

Q. 11~15万円は?
A. 在りません🙋

という事も。。(※例えです)

こればかりは需要と供給のバランスなので何ともいえませんが、もっともっと日本の若手職人さんを全面に押し出してほしいと思います。

ちなみに、ギターの画像を載せたかったのでドットピクトで「レスポール」ならぬ、「さきっぽーる」を描きました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?